目次
九月二十四日 水曜日 五十四.雷澤帰妹☳☱上六
四時に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「自民党総裁選の行方 小泉進次郎さんが総裁になる可能性」を占筮したところ雷澤帰妹☳☱上六が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○歸(き)妹(まい)は、征けば凶。利しき攸(ところ)无(な)し。
帰妹は、女性がお嫁に行く(若者が社会に出て就職する)時の道(それらは例えで、世の中自分の思った通りにならないこと)を説いている。卦象を見ると、上卦震の長男が動くので下卦兌の少女が悦(よろこ)ぶ時。動くことを悦ぶことは、女として「はしたない」。
女が男に媚(こ)び悦んで結婚を迫ったり、臣下(部下・若者)が君主(上司・就職先)に媚び諂(へつら)って昇進や就職を望んだりすることは、人の道(道德)に反するから失敗する。
媚び諂うことで善い結果になることは、絶対にない。
マロンだニャン。雷澤帰妹☳☱は「世の中自分の思った通りにならない」時だニャン。世間では小泉進次郎さんをもて囃しているし、本人も総裁になる氣満々だけど、世の中思った通りにはならない。すなわち、以外と苦戦するということだニャン。卦辞・彖辞には「征けば凶。利しき攸(ところ)无(な)し」とあるので、苦戦すること間違いないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤の上に雷(かみなり)有るは歸妹なり。君子以て終りを永くし敝(へい)を知る。
君子(立派な人)は、若い女性や社会に出て就職しようとする若者が一時の感情に惑わされることの弊害を知り、何事も幾(いく)久しく継続させることを心がける。
☆為す事が正しくないので弊害が発生する時。それゆえ、感情に任せて野心を起こしてはならない。何事も慎み深く始めて終わりを考慮して弊害を予防すべきである。私利私欲に囚われやすい時。
みかんだニャン。大象伝に「終りを永くし敝(へい)を知る」とあるニャン。進次郎さんは、昨年の総裁選のように前評判だけ高く発言すればするほどボロがでないように、政策や発言に一貫性を保つことが求められるニャン。高島嘉右衛門の占断に「何事も慎み深く始めて終わりを考慮して弊害を予防すべきである」とあるのがそれを裏付けているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」何をやってもうまくいかない
○上六。女(じよ)、筐(かたみ)を承(う)けて實(み)无(な)く、士、羊を刲(さ)きて血无(な)し。利しき攸(ところ)无(な)し。
貴方は柔弱で厚かましい年増の女性(年寄りの求職者)である。歸妹の極点(最後)で結婚相手(就職先)に恵まれず(部下の六三とは陰同士)、結婚(就職)を焦ってつまらぬ男(ろくでもない会社)と婚約(就職が内定)したが、結(ゆい)納(のう)の箱を開けると中は空っぽであった(出社してみると倒産していた)。貴方が婚約した相手(就職先の社長)は先祖や親族(従業員)を大切にしない不誠実な男(会社)であった。こんな調子だから、何をやってもうまくいかない。
☆自分には実力がなく同じように実力がない人と親しくなる時。お互いに実力がないことを隠し合っている。実力があるように装い口先だけで世の中を渡ろうとして人に嫌われる。反省すべし。
雷澤帰妹☳☱上六は「何をやってもうまくいかない」時である。いよいよ進次郎さんは危ない(総裁になれない)かもしれない。爻辞に「貴方が婚約した相手(就職先の社長)は先祖や親族(従業員)を大切にしない不誠実な男(会社)であった。こんな調子だから、何をやってもうまくいかない」とある。「婚約した相手」とは進次郎さんを支持している自民党の重鎮や議員のこと。彼等は日本のために進次郎さんを支持しているわけではなく、自分のために支持しているろくでなしだから、本当に進次郎さんは総裁になれないかもしれない。高島嘉右衛門の占断に「実力があるように装い口先だけで世の中を渡ろうとして人に嫌われる」とあるが、これは進次郎さんそのものの姿である。以上のことから、前評判の高い進次郎さんだが、総裁になれない可能性が高い。
