・九月十一日 木曜日 三十.離為火☲☲初九
五時に起床と大寝坊してしまった。。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「日本の政治に国民は何を求めているか2」を占筮したところ離為火☲☲初九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○離は貞(ただ)しきに利し。亨(とお)る。牝(ひん)牛(ぎゆう)を畜(たくわ)えば吉。
離は天地人の道の正しきに麗(つ)きて(人間社会に当て嵌めれば大人・君子は要職に就くべきだが小人は要職に就くべきではない)明智・明德を用いて世を治める時である。
常に堅固に正しき道に麗(つ)きて明智・明德を用いるが宜しい。そうであれば、何事もすらっと通る。柔順な牝(め)牛(うし)を養い育てるように、柔順に正しき天地人の道に麗(つ)き(大人・君子が要職に就い)て明智・明德で世を治めれば、幸運を招き寄せる。
マロンだニャン。離為火☲☲は「明智・明德を用いて世を治める時」だニャン。卦辞・彖辞には「天地人の道に麗(つ)き(大人・君子が要職に就い)て明智・明德で世を治めれば、幸運を招き寄せる」とあるニャン。以上のことから、国民は立派な人物が総理の座に就き明智・明徳で世を治めることを求めているニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、明(めい)兩(ふた)たび作(おこ)るは離なり。大(たい)人(じん)以て明を繼(つ)ぎて四(し)方(ほう)を照らす。
日に日に新たに太陽が昇るように、先代から現世・現世から後世へと明智に明智を明德に明德を継いで文明を継承する。先代の明智・明德を継承し、天地と德を合わせ、賢臣(すぐれた部下)と意を合わせて、普(あまね)く天下人民を照(しよう)臨(りん)(神仏が見守るように君主が仁德で社会を統治)する。
※「大人以て明を繼ぎて四方を照らす」とあるが、離は下卦を先代の御代(過去の成功した歴史)、上卦を現世或いは後世の御代(現在あるいは将来の志半ばの歴史)と見做している。爻辞の言葉は、下卦を先代の御代の治世(過去の歴史)、上卦を現世或いは後世の御代の治世(現在あるいは将来の歴史)として作文している。
☆火は物に付着して移動する性質がある。それゆえ始めは善き性質を持っていても、互体(二三四爻)巽の風が吹けば火の勢いが盛んになって損害を及ぼすことがある。剛健で積極的な人と接するよりも柔順な善人と接して共に事業を計画するべきである。
みかんだニャン。大象伝には「大(たい)人(じん)以て明を繼(つ)ぎて四(し)方(ほう)を照らす」とあるニャン。神武天皇以来第百二十六代の今上陛下に至るまで連綿と続いている日本国において、大御宝である国民の幸せを祈り続ける天皇の役割を補佐する政治の実現を国民は願っているのだニャン。高島嘉右衛門の占断には「柔順な善人と接して共に事業を計画するべき」とあるが、権力を有する形而下は従順な善人(天皇陛下)と良好な関係を築いて、国民の幸せを祈り続ける天皇の意向を反映する政治を望んでいるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」進むことを控えて慎重に行動する(神武天皇即位から平安時代までが該当する)
○初九。履(ふ)むこと錯(さく)然(ぜん)たり。之(これ)を敬(けい)すれば咎(とが)无(な)し 初九は前世(先代の御代・過去の歴史)の初め、夜が明けようと(一つの文明・一つの事業・一つの歴史が始まろうと)している時である。夜明け前なのでまだ暗く辺りの様子は判然としない。このような時は、進むことを控えて慎重に行動することが望ましい。夜が明けようと(一つの文明・一つの事業・一つの歴史が始まろうと)している時、進もうとする気持ちを抑えるべきである。六二を敬(うやま)って慎んで仕えれば、咎められるような過失は犯さない。
☆事を起こそうと人に接する場合には、その始めを慎み終わりを全うすべきである。
離為火☲☲初九を日本の歴史に当て嵌めると「神武天皇即位から平安時代までが該当」する。よって、神武天皇が即位の際に唱えた国家理念である「八紘一宇(家族のような国家を創る)」の精神を国民は求めている。爻辞には「之(これ)を敬(けい)すれば咎(とが)无(な)し」とある。「是を敬する」とは政権与党が天皇陛下を尊崇することである。そのようであれば問題は起こらない。高島嘉右衛門の占断にある「その始めを慎み終わりを全うすべきである」とは、グズグズの政治で日本を堕落させた自公政権を反面教師として一貫した政治を行う政治勢力が政権の座に就くことを国民は求めているのである。
