・七月十四日 月曜日 二十四.地雷復☷☳初九
三時半に起床。参議院選挙十二日目である。マロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日も「参政党の選挙に関する中盤における教訓」を占筮したところ地雷復☷☳初九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○復は亨(とお)る。出(しゆつ)入(にゆう)、疾(やまい)无(な)く。朋(とも)來(きた)りて咎(とが)无(な)し。其(そ)の道に反(はん)復(ぷく)し、七日にして來(きた)り復(かえ)る。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し。
復は一(いち)陽(よう)来(らい)復(ふく)して(山地剝の一番上に在った一陽が剝落して、陰爻ばかりの坤為地となった後に、一番下に一陽が復って来て地雷復となり)漸次に陽が長じて行く時。小人(陰)に剝(はく)尽(じん)された君子(陽)の道が次第に伸び栄えていく(陽が長じていく)。陽氣が内に入って長ずるのを害するものはなく、陽氣が集まり次第に伸び栄えるので、過失を犯すこともない。陽氣が天地の道を反復往来(陰陽消長)し、剝尽(陽が消え始めて)から七変化(天風姤、天山遯、天地否、風地観、山地剝、坤為地、地雷復)して、また来復(陽が復って来て長じ始める)する。前に進んで行って事を為すがよい。
マロンだニャン。地雷復☷☳は一陽来復の卦。縁起がよいニャン。「前に進んで行って事を為すがよい」とあるから、候補者も党員も前向きな気持ちで選挙を戦えるニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、雷(らい)地中に在(あ)るは復なり。先(せん)王(おう)以て至(し)日(じつ)に關(せき)を閉(と)ぢ、商(しよう)旅(りよ)行かず。后(きみ)方(ほう)を省(かえり)みず。
復の時は、雷(下卦震・長男)が大地(上卦坤・母)の中に潜んでいる。一陽来復する(陰氣が最大に達して最も日が短くなった次の瞬間、陽氣が下から復ってきて、漸次に日が長くなって行き始める)冬至の日に経済活動や社会の動きを停止して、仕事先から自宅に戻り、日頃の活動をお休みして、陽氣を養い育てる(冬至占を立て来年の運勢を前知して氣力を養い育てる)のである。
☆ようやく漸(ぜん)次(じ)に盛運に向かう時。しかし、五つの陰爻に対して陽爻が一つあるだけなので勢いは微少である。運氣が漸次に発展して行くと考えて事を行うべきである。小さな事を積み上げて大きな事を成し遂げる方法を考え、直ぐに大きな事を成し遂げようとしてはならない。
みかんだニャン。大象伝には「陽氣を養い育てる」とあるから、選挙戦終盤に向けて英気を養うべきだニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「小さな事を積み上げて大きな事を成し遂げる方法を考え、直ぐに大きな事を成し遂げようとしてはならない」とあるから、候補者も党員も小さなことをコツコツ積み上げることが求められるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」一陽復って物事が上向いて行く
○初九。遠からずして復(かえ)る。悔(くい)に祗(いた)る无(な)し。元吉。
復の主人公である貴方は一(いち)陽(よう)来(らい)復(ふく)して(山地剝の一番上に在った一陽が剝落して、陰爻ばかりの坤為地となった後に、一番下に一陽が復って来て地雷復となり)物事が上向いて行く道に復(かえ)る(漸次に日が長くなって行く)始めの段階に居る。上向いて行く道を踏み外しても遠くまで行かず、速やかに過ちを覚(さと)って正しい道に復(かえ)る。それゆえ後悔することはなく、大いなる幸運を招き寄せる。
☆勇気を持って善い事を行い、毎日自分の言行を省みる(反省・省略する)べきである。物事を漸次に進めていけば、思っていた以上に大きな事を成し遂げられる。
爻辞には「物事が上向いて行く道に復(かえ)る(漸次に日が長くなって行く)始めの段階に居る」とあるから、焦ることなく何事にも前向きに取り組むべきだ。また、高島嘉右衛門の占断には「勇気を持って善い事を行い、毎日自分の言行を省みる(反省・省略する)べきである」とあるから、今日一日やるべきことをやって、活動を終えたら一日を振り返って反省点を洗い出し、明日からの活動に生かしていくことが求められる。
