・七月十二日 土曜日 二十五．天雷无妄☰☳九四
三時に起床。参議院選挙十日目である。マロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日も「参政党の選挙に関する中盤における教訓」を占筮したところが天雷无妄☰☳九四が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○无(む)妄(ぼう)は、元(おおい)に亨(とお)る。貞(ただ)しきに利(よろ)し。其(そ)れ正しきに匪(あら)ざれば、眚(わざわい)有り。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)しからず。
无(む)妄(ぼう)は至誠にして私心なく天の道に則って（天地自然の道に素直に順って）動くから、何事もすらすらと通る。常に正しい道（天地自然の道に素直に順うこと）を固く守るが宜しい。天地自然の道に素直に順わなければ天災から人災を招き寄せる。やることなすこと全て失敗することになる。
マロンだニャン。天雷无妄☰☳は何が起こっても可(お)笑(か)しくない時だニャン。卦辞・彖辞に「天地自然の道に素直に順わなければ天災から人災を招き寄せる。やることなすこと全て失敗することになる」とあるから、支持率が高まり続ける中で驕り高ぶることなく、天地自然の道に柔順に従うべきだニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天の下(した)に雷(かみなり)行(ゆ)き、物(もの)與(みな)无(む)妄(ぼう)なり。先(せん)王(おう)以て茂(つと)めて時に對(たい)して萬(ばん)物(ぶつ)を育す。
天（乾）の下で雷（震）が轟(とどろ)き渡り、天災などあらゆる事象が発動・発生する。
リーダー・指導者は、勉(つと)めて天の時に中(あた)って対処して（春には春やるべきことをやり、秋には秋やるべきことをやるように、天災など天地自然の道に素直に順い）、盛んに萬物を養い育てる（禍転じて福と成す）のである。
☆あらゆることが望み通りにはいかない時。深く慎んで何事にも恭(うやうや)しく柔順に振る舞い、无妄の時が終わるのを待つしかない。慎みを忘れて妄進すれば天災と人災が続けて起こり大凶に至る。真理は自然。天命に任せて己の意志を持ってはならない。どんな形で吉凶が現れても無為自然に対処する。妄動すれば過ちを犯す。禍福を求めずに天の道に順う。
みかんだニャン。大象伝には「春には春やるべきことをやり、秋には秋やるべきことをやる」とあるから、支持率が上がり続ける中でやるべきことをやることが求められるニャン。また、高島嘉右衛門の占断には「妄動すれば過ちを犯す。禍福を求めずに天の道に順う」とあるから、調子に乗らずに謙遜して慎み深くあるべきだニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第四段階の「小さな物語」正しい道を固く守るべきである
○九四。貞(てい)にす可(べ)し。咎(とが)无(な)し。
剛健な貴方は不正不応で妄(もう)動(どう)（小賢しい智恵で天地自然の道に対処）し易(やす)い。正しい道（天地自然の道に素直に順うこと）を固く守るべきである。貴方が妄動せずに天地自然の道に素直に順えば、恥をかくことはない（小賢しい智恵で妄動するほど恥ずかしいことはないのである）。
☆无妄の時が終わるのをじっと待つしかない。無事を幸せだと感じること。人としての行いを慎んで問題が起こらなければ善しとする。事を為してはならない。
爻辞には「貴方が妄動せずに天地自然の道に素直に順えば、恥をかくことはない（小賢しい智恵で妄動するほど恥ずかしいことはないのである）」とある。また、高島嘉右衛門の占断には「無事を幸せだと感じること」とある。以上のことから、小賢しい策に溺れることなく、真正面から真心で立ち向かっていくことが求められる。
