・二月十一日火曜日 十.天澤履☰☱六三
四時に起床。昨日はみかんちゃんの「やり過ぎないようにして慎まなければ駄目だニャン」に従って大人しくしていた。さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ天澤履☰☱六三が出た。今日は大変な一日になりそうだ。
猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)わず。亨(とお)る。
履(り)は上卦乾(剛健)に下卦兌(和悦)が履(ふ)み随(したが)う(五爻のカリスマトップに四爻以下の部下が必死で付いて行く)時である。小(兌柔)が大(乾剛)に履み随うのだから大変な困難を伴う。時には虎の尾を履(ふ)むような危険をも伴う。
和(わ)悦(えつ)の心で剛健に履(ふ)み随(したが)えば虎に噛(か)まれることはない。何事も順調に進む。
マロンだニャン。ご主人様は今日一日、よほど気を付けないとならないニャン。油断していると虎の尾を履んで、虎にガブリと食べられてしまうニャン。
みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六三。眇(すがめ)にして能(よ)く視(み)るとし、跛(あしなえ)にして能(よ)く履(ふ)むとす。虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)う。凶。武(ぶ)人(じん)大(たい)君(くん)と爲(な)る。
貴方は剛毅だがやり過ぎる性格。才德(才能と人德)が不足しており大事を成す器ではない。優秀な部下に支えられて現場の長の職責を果たしている。貴方はそのことを全く自覚しておらず、己を過信している。目が不自由なのに物事がよく視え、足が不自由なのに遠くまで歩いていけると思っている。己を過信して大事業を企て妄進して虎の尾を履む。虎の逆鱗に触れ、虎に食われて失脚する。自ら禍(わざわい)を招いて自滅した。放(ほう)恣(し)な武人が横(おう)行(こう)闊(かつ)歩(ぽ)して、無謀にも九五の大(たい)君(くん)(トップ)に喧嘩を売ったのである。
みかんだニャン。天澤履は決して悪い時ではない。むしろ、自分の力以上を発揮できるのでよい時という捉え方も出来る。けれども、六三が出たら大変だニャン。虎の尾を履んで虎に食べられてしまうからだニャン。ご主人様は今日一日決して無理してはならない。とにかく奥方さまの言うことに順って只管静かにしているしかないニャン。
