・一月二十二日水曜日 三十三.地火明夷☷☲初九
昨夜は早く(十一時頃)寝たので三時半に起床した。わが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ地火明夷☷☲初九が出た。
猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○明(めい)夷(い)は、艱(かん)貞(てい)に利(よろ)し。
明夷は明るいものが傷付けられる(夷)時。また、明夷は明るい太陽(下卦離)が大地(上卦坤)の下に沈み、君子が小人に仕える暗黒の時(暗黒の世・異常事態)である。
このような道無き時(無道)に如(い)何(か)に対処すべきかをよくよく考えなければならない。君子に降りかかる艱難辛苦に中(あた)って、時の流れに身を任せることなく(身を任せれば堕落する)、そうかといって、逆らうこともなく(逆らえば捕らえられる)、常に正しい道(道德)を固く守ることが唯一の対処法である。
マロンだニャン。ご主人さまにとって今日は試練の日になるかもしれないニャン。地火明夷は「君子が小人に仕える暗黒の時(暗黒の世・異常事態)」だからニャン。幸いなことに今日のご主人さまは早朝の辻立ち以外は事務所に籠もっているから、小人の悪影響を受けることはなさそうだニャン。でもご主人さまの心に小人が潜んでいるから、その悪影響を受けないようにするべき(つまりは怠るなということ)だニャン。
みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○初九。明(めい)夷(やぶ)る。于(ゆ)き飛び、其(そ)の翼(つばさ)を垂(た)る。君子于(ゆ)き行(ゆ)きて三日食わず。往(ゆ)く攸(ところ)有り。主人言有り。
貴方は明いものが夷(やぶ)れる(傷付けられる)時の最下に居り、明智明德(下卦離)で危機を察し、翼(つばさ)を垂(た)らして低空を飛ぶように警戒し、三日間、食事を取る時間も惜しんで急いでアッという間に立ち去る。世間にはまだ危機が到来していない(目に見えていない)ので、俗(ぞく)人(じん)は怪しく思い、宿の主人からは、君子にあるまじき行為だと非難される。
みかんだニャン。今日のご主人さまは「食事を取る時間も惜しんで急いでアッという間に立ち去る」ことが求められるニャン。ご主人さまの心に潜んでいる小人(怠る心)から立ち去ることだニャン。
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