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易占徒然日記 104

・九月二十三日月曜日
 三時起床。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ山地剝☶☷三爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○剝は往く攸有るに利しからず。
▼剝は陰気が増長して盛んになり陽気を押し出す(一陽五陰の)時。下から漸次に長じてきた陰氣が浸食する力に山が剝ぎ落とされて平地になる(下流階級と中流階級、上流階級の一部が腐敗・堕落してしまい、極めて少数の上流階級の人や一部の人格者だけが道を守っている)ように、君子(陽爻)が小人(小人(陰爻)に(一陽五陰にまで)追い詰められてしまった。人事に当て嵌めた場合、このような陰陽消長の流れの中で、君子(極めて少数の上流階級の人や一部の人格者)は積極的に行動してはならない(積極的に行動すればあっという間に追い詰められてしまう)。陰氣が浸食する時勢に順い止まって、様子を窺うべきである。(このように、日本において明治以来の近代化推進の中で易経の教えは廃れていってしまったのである)
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○六三。之を剝す。咎无し。
▼衆陰の小人共(初六・六二・六四)が徒党を組んで上九の君子を剝落しようとする時にあって、六三(わたし)だけは正応である上九の君子(易経の教え)に従う(薫陶する=人格者の良い影響を受ける)。それゆえ、咎なきことを得る(小人が君子を剝落せんとする勢いを弱める=今は易経を学ぶ人が少なくなってしまったが、段々易経を学ぶ人が増えていくのである)。
 今日はYouTubeに毎日アップする動画の撮影とWebサイトに掲載する日記の編集を行った。夜は恒例の白倉塾(易経講座)を開講した。