毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

易占徒然日記 89

・九月八日日曜日
 三時一寸過ぎに起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ澤雷随☱☳初爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○隨は元いに亨る。貞しきに利し。咎无し。
▼隨は、その時、随うべき相手(易占で出た卦爻の言葉)に随う時の道を説いている。卦の象を観ると、下卦震(陽卦)の長男が、上卦兌(陰卦)の少女に謙って随っている。すなわち、随うべき相手(易占で出た卦爻の言葉)に素直に随っているので、何事もすらすら通るのである。その時、随うべき相手に素直に随って、正しい道を守るが宜しい。随うべき相手に素直に随えば、何も問題は起こらない。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○初九。官渝る有り。貞にして吉。門を出でて交われば功有り。
▼初九(わたし)は剛健正位で才能と人德を具えており、卦の最下に居る震動の主である。随うべき相手に随う時に中って、比する六二(易占で出た卦爻の言葉)に随う(六二は九五=易経の教えと応じる関係なので、初九(わたし)と九五(易経の教え)の橋渡し役にもなり得る)。初九が六二に随うことにより、その役割や役職が変わることもあるが、素直に六二に随えば幸運を得る。己を虚しくして(易経の教えや易占で出た卦爻の言葉に随い)門を出て広く衆人と交われば成功する。
 さて今日は日曜日なので午前中はオンライン易経講座(論語もある)の開講日である。八時から九時まで初心者向け易経講座、九時半から十時半まで中級者向け易経講座、十一時から十二時まで初心者向け論語講座を開講した。その後、お昼を頂き、一休みしてから「みんなの易経」を執筆した。