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易占徒然日記 50

・七月三十一日水曜日
 四時半に起床した。やや寝坊である。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ地山謙☷☶上爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○謙は亨る。君子、終有り。
▼謙は富有になっても決して驕り高ぶらず人に謙る時。下卦艮(山)はどっしりと止まり、上卦坤(地)は柔順に従う。高い山が低い大地の下に謙っている象である。山のように聳え立っている立派な人が大地にひれ伏している人に柔順に謙っている形。富有になっても驕り驕り高ぶらず人に謙る君子は、何事もすらっと通る。君子だから人に謙る心を持ち続けて終りを全うすることができるのである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○上六。鳴謙す。用て師を行り邑國を征するに利し。
▼上六(易経の権威)は柔順卦極で謙を極め、功労を誇らない(苦労しても胸を張らない)九三(易経を学ぶわたし)と相応じており、九三の謙德に感応してさらに謙遜し、己の謙德に磨きをかけようとしている。上六は六五(易経)を補佐する老師(相談役)。その謙德を用いて自分の領地内に軍隊を出動させ、六五に帰服しない悪人(君子を全うできずにトップの座を窺おうとした九三=わたし)を征伐するがよい。
 さて今日は毎週水曜日恒例のオンライン易経講座。先週受講者の都合で休講だったので、入院中の振替講座を含めて今日から三回三十分増しで(九時から十時半まで)開講した。講座修了後は「みんなの易経」の執筆に専念した。