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八卦の研究 三十三

八卦☰☱☲☳☴☵☶☷占断判定

 これまで見てきた八卦占断をまとめると次表のようになる。

 吉運の占断が多い順に整理すると、次のような順序になる。
 一.乾☰ 二.兌☱ 三.巽☴ 四.艮☶ 五.離☲ 坤☷ 震☳ 六.坎☵
 吉運の占断が圧倒的に多いのが乾☰で、ほとんどが◎(大吉)か○(吉)である。兌☱が乾☰に次いで吉運の占断が多いが、△(悔吝・咎无し)の占断も多くなる。巽☴も兌☱と同じくらい吉運の占断が多い。以上と比較して吉運が一つしかないのが坎☵である。
 上卦と下卦で比較すると、八卦が上卦に配置された時が吉運が多く、下卦に配置された時は乾☰以外は△(悔吝・咎无し)である。
 初爻から上爻の配置で見ると、どの八卦も明らかに吉運が多いのは五爻に配置された時である。五爻に配置された時はどの八卦も吉運となる。以外と吉運が少ないのは二爻に配置された時で、△(悔吝・咎无し)の占断が多くなる。予想通りだったのは三爻に配置された時で吉運の占断は乾☰のみである。上爻に配置された時に吉運の占断は艮☶のみである。