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しらす神々 その五

「あま」の神と「すさ」の神

「なぎ」の神から、「萬物が幸せに暮らせる楽園を創る」役割を引き継いだ「あま」の神と「すさ」の神は、「あまつ」神が居られる天上に昇っていき、その役割を成し遂げるために何をすべきかを考えた。
その結果、幾久しく(未来永劫に)島々が「萬物が幸せに暮らせる楽園」であり続けるために、お互いの役割を認識し合って、お互いの役割を引き継いでくれる後継者としての神を産み出すことにした。
「なぎ」の神から、島々で暮らしている萬物が幸福になるように祈り続けることを引き継いだ「あま」の神は、「なぎ」の神から譲り受けた「首飾り」から、一つの勾玉(思いやりの象徴)を外して、ガリガリと噛み砕き、「フー」っと「慈しみ」の息を吹きか
けた。すると、その勾玉から「ほのみみ」の神が産まれ出た。
「ほのみみ」の神の子孫は、やがて島々(のちの楽園)に降りていって、島々を「しらす」役割を担う楽園統合の象徴的な存在(天皇)として活躍することになる。
「ほのみみ」の神は、やがて「い」の神の皇女である「いぃ」の神と結婚して「にぎ」の神を産む。「ほのみみ」の神は「あま」の神の皇子だから、「にぎ」の神は「あま」の神の皇孫である。「にぎ」の神は、その後、島々(のちの楽園)に降臨(天孫降臨)て、楽園統合の象徴的存在として「萬物が幸せに暮らせる楽園」創りを担うことになる。以下省略。