毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

36.地火明夷 期間限定 超入門 コインを用いた易経・易占い

三六 地(ち)火(か)明(めい)夷(い) ・・・ |・| 暗黒時代(異常事態)
   寒(三六)い真夜中「地(ち)火(か)明(めい)夷(い)」 互卦 四十雷水解
※暗君が支配する暗黒の時(異常事態)である。君子は明徳を包み隠して愚人を装う。
 あなたは時の流れに身を任せることなく、逆らうこともなく、正しい道を守る。
 君子(人格者)は明徳を包み隠して愚人のように振るまいながら人々を教化する。
 太陽が沈んで暗君⑥が支配する暗黒の時代が到来した。これは異常事態である。
 このような時代は知恵がある人物と見なされると抑圧される。
 ちょっとした言動や立ち居振る舞いを慎み、賢人であることを隠し、不測の災難を招き寄せないようにすべきである。
 無知・無能を装い愚昧に徹すれば不測の災難から回避できる。時の流れに身を任せることなく、逆らうこともなく、さらりさらりと生きていくことが求められる。
 何かに迷い、惑わされる時。あなたが君子(人格者)ならば清明心(明智・明徳)を包み隠して、愚人のように振る舞いながら、さりげなく世の人々を教え導くべきである。
〇内側に文明の智恵を具えていても、これを隠して愚昧であるように装わないと危ない時である。智恵がある人物と見なされると権力者に抑圧されて、不測の災難を招き寄せる。大きな事は成し遂げられないのは無論のこと、日頃のちょっとした言動や立ち居振る舞いを慎んで、不測の災難を招き寄せないように注意すべきである。
○無知・無能を装い愚昧に徹すれば不測の災難から回避できる。
○火事など火に関する災難に遭遇する。 ○盗難などの災難に遭遇する時。
○何事も逼迫・閉塞する暗黒時代。 ○不測の災難に遭遇する時。
○才能がある人は、才能があるために失敗する。世渡り上手な人は、私欲と小賢しい智恵によって身を滅ぼす。 ○常に慎みの心を大切にして、不測の災難を回避すべき時。

① 地火明夷初爻 ・・・|・| 之卦地山謙 ・・・|・・
 暗黒時代の始まりである。あなたは明智で危機を察して飛ぶように立ち去る。
 あなたが飛ぶように立ち去るから、周りの人から疑われて非難されることもある。
 今はあなたに才能があっても通じない時である。新しい事業に取り組んではならない。しばらく苦労する事を覚悟しよう。
〇運氣は衰えており、智恵を絞っても打開できない。万策尽きて、お手上げの時である。進み行こうとすれば、何者かに妨害され、最後は権力で潰される。また、進み行く先には困難が待ち構えている。 ○目上の人の善からぬ言葉によって、困難に陥る時である。
○万事において、時運衰退の時である。絶対に新しい事業に取り組んではならない。現状維持すら難しい。 ○不測の災難に遭遇して、とんでもない苦労を背負う時。

② 地火明夷二爻 ・・・|・| 之卦地天泰 ・・・|||
 暗黒時代が進行するので、あなたは何らかの災難に見舞われる。
 車を使って避難すれば(例え)、危機を脱することができる。
 何が起こっても耐え忍び、運が開けるのを待つべし。目下の人に助けられる時である。
〇自分は文明人の知識と人德を具えており、決して相手に劣らないが、相手は暴力的で道德を知らないから、何度も迷惑を被る。一見、解決の難しい出来事が起こるが、目下の人に助けられる時である。 ○善人が災難に遭遇する時である。常に慎むべきである。
○只管(ひたすら)謹慎し、災難を回避し、暗黒の時が過ぎ去って、氣運を開けるのを待つしかない。
○志が一致しない人と関わらざるを得ない時である。

③ 地火明夷三爻 ・・・|・| 之卦地雷復 ・・・・・|
 あなたが暗君⑥を討伐するために南方に兵を進める。急がずに時が至るのを待て。
 やがて時が至ればあなたは暗君⑥を討伐して英雄と称されるようになる。
〇暗黒の時に、氣運盛んに大事業を起こす。自分の智恵を用いて、相手の智恵を開く時。
○事業を起こす際には南に向かって始めるがよい。その場合は大きな利益を得る。一気に進めてはならない。少しずつ進めるのである。 ○暗黒の時代の中で明るさが見え始め、災難を回避できる時である。 ○(時を待って)進んで行けば、被害を取り除くことができる。 ○(時が至れば)暗君を討伐することができる。

④ 地火明夷四爻 ・・・|・| 之卦雷火豊 ・・||・|
 あなたは暗君に仕えて心の中を察する。国外に脱出して暗君討伐の時を待つ。
 あなたは暗君に直接仕える立場である。危険を感じたら遠くに避難すべきである。安全な場所に避難して、暗君が討伐される時を待つ。悪人とは交際を断つべきである。
〇柔順で時流に適合し、上司の本心をよく知っていたとしても、背後から災難が忍び寄ってくる恐れがある。それゆえ、事前に避難策を講じておくことが必要である。
○賢人が社会的地位を失って落ちぶれていく時である。 ○災難を回避するため、知恵を絞って対応策を講じるべき時である。 ○相手の悪意を察して交際を絶つべき時である。

⑤ 地火明夷五爻 ・・・|・| 之卦水火既済 ・|・|・|
 あなたは暗君に仕える宰相である。外面は狂人を装って内面は正しい道を守る。
 あなたは何があっても明徳・清明心を保ち続ける。
 あなたは宰相の立場にある。危険を逃れるために、外面は暗君の僕(しもべ)を装って内面は清明心(明智・明徳)を固く守る。
 あなたに降りかかる災難をじっと耐え忍び、正気を保つことが肝要である。
〇進んでも退いても艱難辛苦に遭遇する。周りの人々にどんなに非道いことをされても、自分は正気を保って艱難辛苦に堪え忍べば、必ずや、終に報われる時が来る。
○とぼけて相手を欺く時。あるいは、とぼけた相手に欺かれる時。

⑥ 地火明夷上爻 ・・・|・| 之卦山火賁 |・・|・|
 暗君が討伐される時である。あなたが暗君の可能性もある。暴虐と非道を重ねた暗君が部下に討伐される。何事も自戒して、自己過信してはならない。
〇暗黒の帝王が世の中を牛耳っている。自分では明君だと思っているが、どうにもならない暗君である。調子に乗って臣民を苦しめ、人災をばらまくので、臣民に怨まれる。自戒しなければならない。 ○一度は成功するが、やがて悪事が発覚して失敗に終わる時。
○始めは高い位にいるが、社会に迷惑をかけて失墜する時である。
○多くの人に迷惑をかけるような大失敗をする時である。