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天命に生きる日本の教え 渡辺京二著「逝きし世の面影」に学ぶ

Ⅱ 第一章(ある文明の幻影)の考察

抜粋した第一章の文章の「強くわたしの心に残った箇所」を太文字にした。その中から「肯定的な評価○」と「否定的な評価△×」に分けて並べてみた。

肯定的な評価○
○「炎天下の労働を終え、子供連れで、ただ一本の通りで世間話にふけり、夕涼みを楽しんでいる」
○「この小さな社会の、一見してわかる人づき合いのよさと幸せな様子」
○「日本人は私がこれまで会った中で、もっとも好感のもてる国民で、日本は貧しさや物乞いのまったくない唯一の国」
○「その文明は、競い合う諸国家の衝突と騒動のただ中に住むわれわれに対して、命をよみがえらせるようなやすらぎと満足を授けてくれる美しい特質をはぐくんできた」
○「寺院や妖精じみた庭園の水蓮の花咲く池の数々のほとりで、鎌倉や日光の美しい田園風景のただ中で、長く続く荘重な杉並木のもとで、神秘で夢見るような神社の中で、茶屋の真白な畳の上で、生き生きとした縁日の中で、さらにまたあなたの国のまどろむ湖のほとりや堂々たる山々のもとで、私はこれまでにないほど、わがヨーロッパの生活の騒々しさと粗野さとから救われた気がしている」

以上の肯定的な評価は、移民の受け入れなどグローバル化が加速化する中で、取り戻すことは容易ではないと思われる。

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