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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

初六。發蒙利用刑人。用説桎梏、以往吝。
○初六。蒙を發(ひら)く。用(もつ)て人を刑するに利し。用(もつ)て桎(しつ)梏(こく)を説(と)き、以て往(ゆ)けば吝(りん)なり。
象曰、利用刑人、用正法也。
○象に曰く、用て人を刑するに利しとは、用て法を正す也。

山水蒙☶☵の卦は陽爻が教師で陰爻が生徒である。九二の教師は中正(中庸の徳と正しい位)を具えているからよい教師である。上九は過激なので教師としての任に適さない。生徒には善い生徒と善くない生徒がいる。九二の教師は蒙昧な生徒を導く時に中りその初めに水が常に水平を保つ特性を基準として、厳格な規程を作り、それを誰も破ってはならないことを徹底させる。これが初六の蒙昧を啓く始めに行うことであり、生徒が教師に教えを請う時である。

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