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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

2026年7月26日

上六。乗馬班如。泣血漣如。
○上六。馬に乗りて班如たり。泣血(きゆうけつ)漣如たり。
象曰、泣血漣如、何可長也
○象に曰く、泣血漣如たり、何ぞ長かる可けん也(や)。

上六は陰柔にして応じる相手がなく坎険の極点(一番上)に居る。屯難が窮まって救うことができない。六三も陰爻なので応じない。下に居る九五に比しているが上六には活気がないので正しくあっても凶運を免れない。どうして上六に利があろうか。困窮し狼狽して馬に乗っても何処にも行くことができない。これが「班如(ぐるぐる回って進まない)」の理由である。悲しみ涙が溢れ出て血を流す。それゆえ「泣血(きゆうけつ)漣如たり」と言う。「漣如」とは涙が溢れ出る形である。屯難の極みに居て、ここまで困窮している状況に置かれれば賢者であってもどうすることもできない。

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