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ネコちゃん占い師の占筮日記332

十一月三十日 日曜日 四十.雷水解☳☵初六

四時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「高市政権に代わって良くなりつつあるように見える日本の政治の今後の行方はどうなるか?」を占筮したところ雷水解☳☵初六が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○解(かい)は西南に利(よろ)し。往(ゆ)く所无(な)ければ、其(そ)れ來(きた)り復(かえ)りて吉。往(ゆ)く攸(ところ)有れば、夙(はや)くして吉。

解は水山蹇(或いは水雷屯)の艱難辛苦が解けた時なので、静かな大地(坤☷は文王八卦で西南の方角)に居るようにゆったりとして平穏にしているがよい。全ての艱難辛苦が解決している(大災難による被害が大凡解決している)ならば、自らの居場所に帰って来て安静にしているがよい。未(いま)だ解決しなければならない艱難辛苦が(大災難による被害が)残っているならば、暢(のん)気(き)にかまえていないで速やかに解決するがよい。速やかに解決すれば幸運を招く。

マロンだニャン。雷水解☳☵は「艱難辛苦が解けた時」だニャン。卦辞・彖辞には「解決しなければならない艱難辛苦が(大災難による被害が)残っているならば、暢(のん)気(き)にかまえていないで速やかに解決するがよい」とあるので、山ほど残っている日本の政治の課題を一つ一つ解決していくことが求められるニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、雷雨作(おこ)るは解なり。君子以て過(あやまち)を赦(ゆる)し罪を宥(なだ)む。

雷(上卦震)が上空に轟(とどろ)き渡り、慈雨(下卦坎)が大地を潤す。君子(立派な人)は、寛大な心で臣民(部下や民衆)の過失を許し、軽微な犯罪に対しては罪を軽くする。
☆これまでの心配事や悩みも解の時が至れば解決する。動けば必ず幸運を招き寄せる。内面や内側にまだ険阻艱難が潜んでいる。今やるべきことをきちんとやって、内なる険阻艱難を取り除く時である。

みかんだニャン。大象伝には「寛大な心で臣民(部下や民衆)の過失を許し、軽微な犯罪に対しては罪を軽くする」とある。戦後の日本政治が歴史の汚点だったことをまぁまぁと許して、なぁなぁな感じで闇に葬ってしまう危険を感じるニャン。高島嘉右衛門の占断にあるように「やるべきことをきちんとやって、内なる険阻艱難を取り除」いてほしいニャン。期待しているけど、今年中には無理かニャン。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第一段階の「小さな物語」貴方は九四と九二に教え導かれてる
○初六。咎无し。

貴方は陰柔で卑賤な身分の小人である。本来であれば咎があるはずだが、艱難辛苦が解決する解の時の始めに居て陽剛九四と九二に仕えている。九四と九二に教え導かれて卑(いや)しい心を改めれば、人から咎められるような過失を犯すことは免れる。
☆本来は困難に陥るところを人に助けられて困難から脱出する時である。心身を養い正しい道を履み行えば開運を招くであろう。

雷水解☳☵初六は「九四と九二に教え導かれ」る時である。九四は今上陛下、九二は安倍晋三さんだと思う。爻辞には「九四と九二に教え導かれて卑(いや)しい心を改めれば、人から咎められるような過失を犯すことは免れる」とある。「咎められるような過失」とはグローバリストぶりが目立つ政治をすることだ。わたしから見て高市総理の最大の欠点はグローバリストぶりが目立つことだ。これを出したら日本の政治は良くならない。高島嘉右衛門の占断には「心身を養い正しい道を履み行えば開運を招く」とある。正しい道とはグローバリストから反グローバリズムに舵を切ることだ。