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ネコちゃん占い師の占筮日記328

十一月二十六日 水曜日 十六.雷地豫☳☷初六

四時半に起床。

今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。

マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。

本日は「来年一月の衆議院選挙はあるか?」を占筮したところ雷地豫☳☷初六が出た。

ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。

マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。

○豫(よ)は、侯(きみ)を建(た)て師(いくさ)を行(や)るに利(よろ)し。

豫は悦び楽しむ時である。一陽九四に五陰が順い動く。地中に潜蔵していた陽気が雷動(春雷)で地上に出て、草木は芽を出し、花が咲き、天地萬物悦楽する。

喜び楽しむ豫の時は、側近に任せて組織を運営するが宜しい。側近は部下や民衆を悦楽させ、組織に対する反逆を制圧する。以上のことから、豫とは寛裕で事前に準備するから悦び楽しむことであるが、悦び楽しむことが行き過ぎると、遊び、乱れるという意味になる。豫の「おおきな物語」には、豫の悦び楽しむ面から文章が書いてあるが、「小さな物語」には、豫の遊び楽しむ、すなわち乱れる面から文章が書いてある。

マロンだニャン。雷地豫☳☷は「喜び楽しむ」時だニャン。卦辞・彖辞には「側近は部下や民衆を悦楽させ、組織に対する反逆を制圧する」とある。側近とは九四のことであり高市総理を指しているニャン。「組織に対する反逆を制圧する」とは、高市内閣の方針に反対する左巻き野党を制圧すると読める。高市総理は支持率が高いうちに解散して選挙に臨めば勝てる可能性が高いので来年一月に選挙したいはずだニャン。

みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

○象に曰く、雷の地を出でて奮(ふる)うは豫なり。先王以て樂を作り德を崇(たつと)び、之を上帝に殷(いん)薦(せん)し、以て祖考を配す。

地(ち)中(ちゆう)に潜(せん)蔵(ぞう)していた陽気が雷(らい)動(どう)により地上に奮(ふる)い出て雷(らい)鳴(めい)轟(とどろ)くのが豫の形。昔の王様はこの形に倣(なら)って音楽を制作して德を尊(そん)崇(すう)し、天の神を祭る際に祖先(亡父を含む)を合(ごう)祀(し)したのである。

祖先をお祀りするのは尊崇の極みだが、祭祀を過度に華やかに行うと、遊びや楽しみの極みとなるから自戒しなければならない。雷地豫は全体としては良い言葉が掛けられているが爻の言葉は良くない。豫楽が過ぎて組織が乱れた姿が垣間見られる。
☆万事、自分がおもっている通りになり心の思うままに何事も調和する。一つ一つのことが楽しくて仕方がない。そのような時だから知らず知らずのうちに怠る気持ちが心の中に芽生えて、少しずつ、少しずつ、崩れかねない時。

みかんだニャン。大象伝には「地(ち)中(ちゆう)に潜(せん)蔵(ぞう)していた陽気が雷(らい)動(どう)により地上に奮(ふる)い出て雷(らい)鳴(めい)轟(とどろ)く」とあるニャン。「地(ち)中(ちゆう)に潜(せん)蔵(ぞう)していた陽気」が高市内閣だと見立てると、来年一月に解散して選挙に勝ちに行く可能性は大いにあるニャン。高島嘉右衛門の占断に「自分がおもっている通りになり心の思うままに何事も調和する」とあることも選挙があることを裏付けているが、一方で「怠る気持ちが心の中に芽生えて、少しずつ、少しずつ、崩れかねない」ともあるので、高市総理あるいは閣僚に大きく問題になるような失言や失策が出て支持率が急落したりすると解散できなくなる可能性もあるニャン。

わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。

※第一段階の「小さな物語」悦(えつ)楽(らく)の余り声(こわ)色(いろ)を発して人に誇(ほこ)る
○初六。鳴(めい)豫(よ)す。凶。

貴方は才德乏(とぼ)しく卑(いや)しい身分(陰爻陰位で最下)に在(あ)りながら、衆(しゆう)陰(いん)(全ての陰爻を)率(ひき)いる豫(よ)の主(あるじ)九四(初六の上司)に寵(ちよう)愛(あい)され、悦(えつ)楽(らく)の余り声(こわ)色(いろ)を発して人に誇(ほこ)る。このような有(あり)様(さま)では家を失い身を滅ぼし破滅することになる。
☆見識の優れた朋友がチャンスを掴(つか)んで立身出世した姿を見て、自分は才能が乏しく世間から必要とされる存在ではないことを知らず、自分もチャンスを掴めば立身出世して幸福になると空想して勝手に喜び他人に自慢するが、立身出世できずに困窮する。

雷地豫☳☷初六は「悦(えつ)楽(らく)の余り声(こわ)色(いろ)を発して人に誇(ほこ)る」時。爻辞には「豫(よ)の主(あるじ)九四(初六の上司)に寵(ちよう)愛(あい)され、悦(えつ)楽(らく)の余り声(こわ)色(いろ)を発して人に誇(ほこ)る。このような有(あり)様(さま)では家を失い身を滅ぼし破滅する」とある。九四を高市総理、初六を高市内閣の閣僚あるいは高市内閣を支持する国民と見立てれば、支持率の高さに甘えて国民の期待を裏切るような失言や失策を行う閣僚が出てくると、国民は大きく失望し支持率が急落すれば一月に解散することができなくなる。以上のことから、年明けまで高い支持率を維持することができれば一月解散選挙もあるが、支持率が急落するようなことがあれば解散できなくなるので、支持率が回復するまで解散選挙はできなくなるという見立てとなる。