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易占徒然日記 91

・九月十日火曜日
 四時一寸前に起床。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ山水蒙☶☵五爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○蒙は亨る。我、童蒙に求むるに匪ず。童蒙、我に求む。 初筮は告ぐ。再三すれば瀆る。瀆るれば則ち告げず。貞しきに利し。
▼蒙の時は無知蒙昧な幼児(童蒙=わたし)に例えることができる。童蒙は蒙昧なので何をやっても通じないが、適切な師(易経の先生)について教えを受ければ、蒙を啓くことができる。蒙が啓ければ、物事が通じるようになる。師(我=九二=易経の先生)から進んで童蒙を教え導いてはならない。童蒙(蒙昧な指導者=六五=わたし)から進んで師に教えを求めるのである。蒙の時を占筮に例えて言えば、最初の筮に現れた吉凶禍福に絶対服従すべきである。それを疑い、再び占筮を求める人は蒙昧なので二度と占筮してはならない(易経を学ぶ資格のない人物である)。童蒙が素直な心で師に教えを求めれば教え導くが、少しでも疑う心が見えれば教えてはならない。童蒙も師も正しい道を固く守れば、蒙の時は啓ける(啓蒙する=易経の教えが普及する)。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○六五。童蒙、吉なり。
▼六五は君主(トップ=人生の主人公わたし)としての力量に欠けている。君主(トップ)の位に在るけれども上卦艮(少男)の一員なので童蒙と名付ける。柔順で中庸の德を具えているので己の力量を辨えている。自分より格下の位に在る九二の賢臣(易経の教え)を師と崇めて、蒙を啓くべく師に教え導かれ(て、易経を普及させる)る。
 さて今日は早朝から「みんなの易経」を執筆し、九時からは骨折で退院後三回目の通院のため病院に向かう。足もずいぶん回復してきたので自転車で行った。十時半頃帰宅。「みんなの易経」を執筆。近々Kindleから出版予定の「憂ふる人々(世界の大調和を目指す参政党の役割)」を修正。十四時半に家を出て甲府駅南口へ。十五時から参政党代表の神谷宗幣氏の演説。その後場所を移して、ワークショップと懇親会。二十一時頃帰宅。充実した一日でした。