易経(易占い)は本当に面白い。
しかし、「易占い」は難しい、という印象で読まない人が多い。
そこで、ポケットに入れて持ち歩ける新書版の入門書を書くことにした。
易経(易占い)の原型は今から四、五千年前に古代支那の伏羲が考案したと伝わる「八卦」と「六十四卦」である。
陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるあらゆる現象を説明する時の物語)が易経(易占い)の本質であり魅力である。
本書は令和七年五月に出版した『ポケットに易経 スタンダード』に易聖と称される高島嘉右衛門の名著『高島易断』から代表的な占断を抜き出して引用し、さらに易の占いのやり方と易の基本的知識、六十四卦を暗記する語呂合わせ等を付け加えて再編集したものである。
