目次
九月二十八日 日曜日 六.天水訟☰☵九二
三時一寸過ぎに起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「世間は今回の自民党総裁選をどう見ているか3」を占筮したところ天水訟☰☵九二が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○訟(しよう)は、孚(まこと)有りて窒(ふさ)がる。惕(おそ)れて中すれば吉、終れば凶。大(たい)人(じん)を見るに利し。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利しからず。
訟は乾(剛健)と坎(険難)が反目して一つの組織内(小は家庭、大は国家)で争い事や訴訟が起きる時。下卦坎水には誠の德が充実している(九二)が、九二は坎水の穴の中(六三と初六の狭間)に陥って閉(へい)塞(そく)している。戒(いまし)め懼(おそ)れて忍耐し、適切な時に訴訟を取り下げるが宜しい。組織内で起きる争い事や訴訟は勝つか負けるか終わるまで続けてはならない。剛健中正のトップ(九五)を争い事や訴訟を仲裁してくれる大人として仰ぎ、解決してもらうがよい。こういう時(組織内で争い事が起こっている時)にはリスクの高い事に立ち向かってはならない。
マロンだニャン。天水訟☰☵は「内輪揉め」する時。卦辞・彖辞には「乾(剛健)と坎(険難)が反目して一つの組織内(小は家庭、大は国家)で争い事や訴訟が起きる時」とあるニャン。上卦乾を実力派の高市早苗さん、下卦坎を大衆迎合派小泉進次郎さんとすれば、小泉さんが周りの支援を得て高市さんに反旗を翻すが相手にならない。よって世間(良識の有る人)はしらけているニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天と水と違(たが)い行くは訟なり。君子以て事を作(な)すに始めを謀(はか)る。
上卦天は上り、下卦水は下る。交わることなく行き違って、争い事や訴訟が起こるのが訟の時である。訴訟の根本的な原因が物事を始める時の行き違いにあることに鑑(かんが)みて、物事を始める段階で、争い事や訴訟が起こらないように注意するべきである。
☆この卦を得た時は朋友の間に論争があっても、争わないようにすべきである。考え方の違いや発する言葉の誤解によって争いが起こる。よく自戒して慎みを忘れないようにすべきである。
みかんだニャン。大象伝には「交わることなく行き違って、争い事や訴訟が起こる」とあるニャン。高市早苗さんVS小泉進次郎さんその他の候補者+マスメディア等々において、高市早苗さんがいじめに遭うということだニャン。高島嘉右衛門の占断には「よく自戒して慎みを忘れないようにすべきである」とある。小泉進次郎さんその他の候補者+マスメディア等々に対する戒めの言葉だニャン。以上のことから、総裁選の裏側を知っている。世間(良識ある人々)は呆れて感心を示さないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第二段階の「小さな物語」部下を巻き込んで争いを起こす
○九二。訟(しよう)に克(か)たず。歸(かえ)りて逋(のが)る。其(そ)の邑(ゆう)人(じん)三百戸(こ)。眚(わざわい)无(な)し。
貴方は坎(かん)険(けん)の中に陥っているので組織に不平不満を抱いている。そこで、比する初六を率いて、トップ(九五)を相手に訴訟を起こす。九二が坎険の中に陥っているのは、現場(下卦坎水)の中心に居て能力を封じ込められているからで、トップに責任転嫁するのは筋違いである。貴方は自分の行動が道理に背いていることを悟り、結局は訴訟を取り下げる。
訴訟を取り下げた貴方は、自分の領地(現場)に逃げ帰るが、何事もなかったように振る舞うことは難しく、隠(いん)遁(とん)して恐(きよう)懼(く)謹(きん)慎(しん)する。貴方が恐(きよう)懼(く)謹(きん)慎(しん)するので初六は災いを免れて、何事もなかったように振る舞うことができる。
☆人と争うことを好んで訴訟を起こそうとする。負けん気の性格が災難を招き寄せる。
天水訟☰☵九二は「部下を巻き込んで争いを起こす」時。部下とは小泉さんを支持する自民党議員のこと。爻辞には「貴方は、自分の領地(現場)に逃げ帰るが、何事もなかったように振る舞うことは難しく、隠(いん)遁(とん)して恐(きよう)懼(く)謹(きん)慎(しん)する」とある。「貴方」とは無論小泉さんのこと。多くの人に支えられて総裁選に出たが敗れて身の置き所がなくなる。政治家としての信用を失い、もう二度と総裁選には出られない。世間(良識の有る人)はそんなもんだと思って、政治にはあまり関心を示さなくなる。
