・八月十七日 日曜日 四十七.澤水困☱☵九五
三時一寸前に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参政党支持者は今の政治状況をどのように感じているか」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「お盆休み後の政局」を占筮したところ澤水困☱☵九五が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○困(こん)は亨(とお)る。貞(てい)。大人は吉。咎(とが)无(な)し。言ふ有れども信ぜられず。
困は命がけで困難に対処する時。澤(上卦兌)から水(下卦坎)が溢れて出て乾(ひ)涸(から)らびてしまった状態。困難に悲観して意気消沈することなく泰然と自得して、正しい道(道德)を固く(命がけで)守るがよい。大人(九二と九五)ならば困難を脱して幸運を招き寄せる。過失は犯さないし誰からも咎められない。困難の真っ直中にある時は命がけで考え行動することが求められる。言葉で何を言っても誰も信用してくれない。黙々と行動して道德(仁)を養うことが肝要である。
マロンだニャン。澤水困☱☵は「命がけで困難に対処する時」だニャン。卦辞・彖辞に「澤(上卦兌)から水(下卦坎)が溢れて出て乾(ひ)涸(から)らびてしまった状態」とあるので、政局といえるような動きは見られずに停滞するニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、澤(さわ)に水无(な)きは困なり。君子以て命(めい)を致(いた)し志を遂(と)ぐ。
澤の水が枯(こ)渇(かつ)してしまった。君子(立派な人)はこの形に見習って、己の生死を超越して(命がけの覚悟で)己の天命(志)を成し遂げる。
☆水が澤から溢れて下に漏れ澤が枯渇するように、困難が窮まり苦労に苦労を重ね色々なモノが欠乏する時である。困難に遭遇して知識に頼って弁舌で困難を乗り越えようとすれば、さらに困難が窮まる時である。
みかんだニャン。大象伝に「澤の水が枯(こ)渇(かつ)してしまった」とある。マロンちゃんの占断と同じく政局は停滞するニャン。高島嘉右衛門の占断に「弁舌で困難を乗り越えようとすれば、さらに困難が窮まる」とある。口は災いの元、失言により評価を下げる政治家が現れるかもしれないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第五段階の「小さな物語」至誠の心で対処するがよい
○九五。劓(ぎ)刖(げつ)す。赤(せき)紱(ふつ)に困(くる)しむ。乃(すなわ)ち徐(おもむ)ろに説(よろこび)有り。用て祭(さい)祀(し)するに利(よろ)し。
トップの貴方は、険阻艱難な困の時を救うべく小人共を退け去ろうとするが、上(上六)に鼻斬りの刑を、下(六三と初六)に足斬りの刑を執行されるような困難に揜(おお)われて八方塞がりである。貴方は九二の君子を任用しようとするが、小人共に阻まれて困窮する。やがて貴方と九二が共に抱いている萬民に安寧を施そうとする德が相応じて、小人共を退け去るので、萬民は大いに喜ぶ。祖先をお祀りするように、至誠の心で対処する(九二を抜擢任用する)がよい。
☆世間の信用を失って困窮窮まるが、世間から信用の厚い正直な番頭がいる。主人と番頭が力を合わせれば困難から脱出して共に喜ぶ時である。
澤水困☱☵九五は「至誠の心で対処」する時だが、爻辞には「小人共に阻まれて困窮する」とある。小人(石破内閣の誰か?)が何かしでかすかもしれない。高島嘉右衛門の占断に「世間の信用を失って困窮窮まる」とある。何か困った事態が起こり世間の信用を失って、政局につながっていくかもしれない。
