・八月十五日 金曜日 六.天水訟☰☵上九
五時一寸前に起床と寝坊してしまった。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが「参議院選挙後の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「終戦記念日の今日、参政党の議員団が靖国神社を公式参拝したことを世間はどのように感じるか」を占筮したところ天水訟☰☵上九が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○訟(しよう)は、孚(まこと)有りて窒(ふさ)がる。惕(おそ)れて中すれば吉、終れば凶。大(たい)人(じん)を見るに利し。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利しからず。
訟は乾(剛健)と坎(険難)が反目して一つの組織内(小は家庭、大は国家)で争い事や訴訟が起きる時。下卦坎水には誠の德が充実している(九二)が、九二は坎水の穴の中(六三と初六の狭間)に陥って閉(へい)塞(そく)している。戒(いまし)め懼(おそ)れて忍耐し、適切な時に訴訟を取り下げるが宜しい。組織内で起きる争い事や訴訟は勝つか負けるか終わるまで続けてはならない。剛健中正のトップ(九五)を争い事や訴訟を仲裁してくれる大人として仰ぎ、解決してもらうがよい。こういう時(組織内で争い事が起こっている時)にはリスクの高い事に立ち向かってはならない。
マロンだニャン。天水訟☰☵は「組織内で争いが起こる」時だニャン。終戦記念日に参政党が靖国参拝したことに関して賛否両論沸き起こるに違いないニャン。卦辞・彖辞には「組織内で起きる争い事や訴訟は勝つか負けるか終わるまで続けてはならない」とあるので、世間の意見が割れて対立することは望ましくないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、天と水と違(たが)い行くは訟なり。君子以て事を作(な)すに始めを謀(はか)る。
上卦天は上り、下卦水は下る。交わることなく行き違って、争い事や訴訟が起こるのが訟の時である。訴訟の根本的な原因が物事を始める時の行き違いにあることに鑑(かんが)みて、物事を始める段階で、争い事や訴訟が起こらないように注意するべきである。
☆この卦を得た時は朋友の間に論争があっても、争わないようにすべきである。考え方の違いや発する言葉の誤解によって争いが起こる。よく自戒して慎みを忘れないようにすべきである。
みかんだニャン。大象伝には「争い事や訴訟が起こる」とあるので、マロンちゃんの占断のとおり賛否両論沸き起こるに違いないニャン。一方、高島嘉右衛門の占断には「よく自戒して慎みを忘れないようにすべき」とあるので、賛否両論沸き起こることで国民が分断されることは望ましくないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」争いに勝っても誉められない
○上九。或(ある)いは之(これ)に鞶(はん)帯(たい)を錫(たま)う。終(しゆう)朝(ちよう)に三(み)たび之(これ)を褫(うば)わる。
貴方は、組織に不平不満を抱いて奸(かん)計(けい)(邪(よこしま)な計画)を謀(はか)り、争い事や訴訟を起こす。時には訴訟に勝って栄誉を得ることもあるが、奸計は忽(たちま)ち発覚するので栄誉を喪う。二度と立ち上がることができないほどの致命傷を受ける。
☆訟の卦極で裁判に勝ち、いい気になって、君子(立派な人)に笑われる。訴訟を起こしてお金に苦しむ。言い争いに勝っても、人間的に堕落する。狡(ずる)いことをして失敗する。
天水訟☰☵上九は「争いに勝っても誉められない」時である。すなわち、みかんちゃんの占断の通り「賛否両論沸き起こることで国民が分断されることは望ましくない」のである。爻辞には「組織に不平不満を抱いて奸(かん)計(けい)(邪(よこしま)な計画)を謀(はか)り、争い事や訴訟を起こす」とある。国家のために尽くした英霊に感謝して靖国神社に参拝するという当たり前の行為を、反日感情を抱いているマスメディアや左巻きの人々が批判するのである。また、高島嘉右衛門の占断には「言い争いに勝っても、人間的に堕落する」とあるので、英霊に感謝する行為を批判する連中は、人間的に堕落しているのである。
