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易占徒然日記 106

・九月二十五日水曜日
 四時前に起床。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ澤風大過☱☴五爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○大過は、棟橈む。往く攸有るに利し。亨る。
▼大過は上下が二陰、真ん中が四陽であるから、上下両端(易経を始め古典の影響力)が弱く、真ん中(愚民の悪しき影響力)の強さに耐えかねる形なので、棟木が撓んで建物(古典の教え)が倒壊する危機にある形をしている。しかし、下卦巽は巽順な性質、上卦兌は和悦する性質であり、陽剛の九二と九五には中庸の德がある。剛中(九二と九五)にして巽順(下卦巽)に謙り、和悦する美德(上卦兌)を以て倒壊の危機を救うために進み往けば宜しき結果となる。(古典の教え)倒壊の危機を救うべく、巽順(下卦巽)に謙り、和悦する美德(上卦兌)で進み往くことによって、すらっと通るのである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九五。枯楊華を生ず。老婦其の士夫を得。咎も无く譽も无し。
▼九五(陽爻陽位)は四陽の最上位。剛に(易経を始めとする古典を布教しようとする思いが)過ぎて倒壊の危機にある大過の極致で正応なく上に居る陰柔上六と相親しんで、枯れた柳にあだ花が咲いた。老婦(陰爻陰位の上六)が士夫(陽爻陽位の九五の若い男)を得たようなもので、子宝には恵まれない。咎められはしないが、誉められた話ではない…。
 今日はお袋を車で送迎し、水曜日恒例のオンライン易経講座を九時から十時まで開催。その後は「みんなの易経」を執筆した。