毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

易占徒然日記 47

・七月二十八日日曜日
 昨日は久々に四時前に起床できたのに、今日は五時前と寝坊した。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ山水蒙☶☵賁五爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○蒙は亨る。我、童蒙に求むるに匪ず。童蒙、我に求む。 初筮は告ぐ。再三すれば瀆る。瀆るれば則ち告げず。貞しきに利し。
▼蒙の時は無知蒙昧な幼児(童蒙)に例えることができる。童蒙(わたし)は蒙昧(おろか)なので何をやっても通じないが、適切な師(易経)について教えを受ければ、蒙を啓くことができる。蒙が啓ければ、物事が通じるようになる。師(我=九二=易経)から進んで童蒙を教え導いてはならない。童蒙(蒙昧な指導者=六五=わたし)から進んで師に教えを求めるのである。蒙の時を占筮に例えて言えば、最初の筮に現れた吉凶禍福に絶対服従すべきである。それを疑い、再び占筮を求める人は蒙昧なので二度と占筮してはならない(易経を学ぶ資格のない人物である)。  童蒙が素直な心で師に教えを求めれば教え導くが、少しでも疑う心が見えれば教えてはならない。童蒙も師も正しい道を固く守れば、蒙の時は啓ける(啓蒙する)。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○六五。童蒙、吉なり。
▼六五(わたし)は君主(トップ、家長、指導者)としての力量に欠けている。君主(トップ、家長、指導者)の位に在るけれども上卦艮(少男)の一員なので童蒙と名付ける。柔順で中庸の德を具えているので己の力量を辨えている。自分より格下の位に在る九二の賢臣(あらゆる易経の教え)を師と崇めて、蒙を啓くべく師(易経)に教え導かれる。
 さて今日は日曜日だ。恒例の日曜勉強会を開講した。八時から九時まで初級者向け易経講座、九時半から十時半まで中級者向け易経講座、十一時から十二時まで初級者向け論語講座である。