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55.雷火豐 期間限定 超入門 コインを用いた易経・易占い

五五 雷(らい)火(か)豊(ほう) ・・| |・| 盛運が招いた衰運
   午後(五五)の太陽「雷(らい)火(か)豊(ほう)」 互卦 二八澤風大過
※豊は盛大に伸びて豊かになるが、伸びすぎて豊かさに陰りが生じる時である。
 豊は盛大に伸びて豊かになる盛運の時だが、樹木が育ち過ぎれば樹木の下に真っ暗な陰ができるように、暗雲がモクモクと立ち籠める。よくよく注意すべきである。
 盛運はいつまでも続かない。驕り高ぶらずに質素倹約に努めて慎んで自戒すべきである。
 外面は盛んだが内面は硬直化している時でもある。安易に人の力を借りて自分は怠けていれば事を誤り失敗する。大事業を成し遂げられる時である。
 太陽が中天に至れば必ず西方に傾いて、やがて夜が訪れる栄枯盛衰の時である。
 君子(人格者)は雷が轟き渡るように、是非善悪を明らかにして刑罰を執行する。
〇運氣は盛んである。時機を観察する力は抜群で、よく働き利益を得る時である。だが、運氣はいつまでも盛んな状態が続くわけではない。驕り高ぶらずに質素倹約に努め、慎んで自戒すべきである。
○聡明でなければ自分が理解したことも相手に理解してもらえない。果敢に行動しなければ事を為すことはできない。聡明な人が果敢に行動すれば、何事も大いに成就する。
○知者は内側に在って企画を練り、勇者は外に出て行動する。力を合わせて事を為せば、何事も大いに成就する。
○外面は文明が盛んで盛大だが、内面は官僚主義が蔓延る時である。
○まったりとしていて自分から事を為すことをしない。安易に人の力を借りて自分は怠けている。事を誤り失敗する時である。 ○大げさな時である。 ○盛んな時である。
○大人(できた人物)は実力があるから大事業を成し遂げる。常人(普通の人)は空虚だから大事業を成し遂げる。 ○寛大で豊かだから油断して損することがある。
○自分は聡明に相手を観察して突き放すが、相手は去って行かない。
○聡明な人が勉強する時。 ○惑わされる時。 ○騙される時。
○富貴にして貧困の心配がない時。 ○大火災が起こる恐れがある。

① 雷火豊初爻 ・・||・| 之卦雷山小過 ・・||・・
 あなたが謙譲の美徳で上司④に接すれば上司に尊ばれる。あなたが謙譲の美徳を忘れて不遜に振る舞えば災難を招き寄せる。
 今は上位に居る志を同じくする人と共同して事業を為し遂げる時である。
〇上位に志を同じくする人物が存在する。その人物と協同して事業を為し遂げるべきである。その人物を自分の判断で選んではならない。また、自分を過信すると過ちを犯しかねない。己を制御しないと災難を招き寄せる。そのようにならないように慎むべきである。
○社会的地位の高い人(貴人)から信用される時である。
○賢い人と能力の高い人が共にお金を出し合う時である。
○剛健な二人(①と④)の力は拮抗しており、お互い対立関係にあるが、それを乗り越えて①が④に従えば、咎を免れるだけではなく、人々から尊ばれる事を成し遂げられる。

② 雷火豊二爻 ・・||・| 之卦雷天大壮 ・・||||
 樹木が盛大に伸び過ぎると日光を遮断して世の中は真っ暗闇になる。
 あなたが暗君⑤を啓蒙することができれば、世の中は明るくなる。
 あなたは上司から誤解されるが、あなたが至誠を貫いて小善を積み上げて行けば、上司の誤解も解けて吉運を招き寄せる。
〇柔順にして至誠を尽くし、主人に仕えるが、妨害する人物が居て、志を貫徹することができない。強引に進み行けば主人から憎まれかねないので、進退に苦しむ。至誠を貫いてコツコツ仕事を積み上げて行けば、終には主人の誤解も解けて吉運を招き寄せる。
○上司に誤解されて疑われかねない時である。それゆえ、妄りに言葉を発せず、多くの人々から信用を得られるまで時間をかけて待ち、その後、志を実現すべく事を行うべきである。愚直に誠意を積み上げて、多くの人々を感動させるようになれば、吉運を招き寄せる。
○太陽が出ているのに星が見えるほど真っ暗闇なのは、権力者が私利私欲を恣(ほしいまま)にして悪政を行っているからである。 ○今は人から疑われるが、やがては志を実現できる。

③ 雷火豊三爻 ・・||・| 之卦震為雷 ・・|・・|
 樹木が育ち過ぎて暗黒の世の中になった。あなたにはどうすることもできない。
 今は盛運から衰運に向かっている。何をやっても受け容れられない時である。
 あなたの私利私欲を捨てて至誠の心を育むべきである。
〇剛健正位で盛運にあったが、今や衰運に向かっている。しかも、これまで助け合ってきた同志と離れ離れになる時である。○大砲を放つように大きな事が起こり得る。
○賭け事をして大きな損失を出す。警察に隠れて法律を犯すのは節度が破綻している。損失を出せば右腕を失うような苦痛を伴うが、損害は金銭だけに止まり、咎を免れる。
○実用的な(有用な)事は成し遂げられない。

④ 雷火豊四爻 ・・||・| 之卦地火明夷 ・・・|・|
 暗黒の中であなたが側近としての使命に目覚めれば衰運を脱するきっかけになる。
 あなたが部下①を抜擢任用すれば吉運を招き寄せることも可能である。
〇現在の職務や地位は不適任ゆえ力を発揮できない。職務や地位に安んずることができない。職務や地位を換えれば、吉運を招き寄せる。
○下位に居る智者と協議して事に中れば、志が実現して事業が成就する。
○下位に居る同志を任用できれば、吉運を招き寄せる。

⑤ 雷火豊五爻 ・・||・| 之卦澤火革 ・|||・|
 あなたは側近④と共に悪政を行い暗黒の世を招いた暗君である。
 あなたが部下②の諫言を取り入れて善政を行えば、盛運を招き寄せて暗黒の世から豊かな世の中に転換することができる。あなたは名君として名誉と幸運を得られる。
〇尊位に居るが暗愚である。時勢を把握できずにオロオロしている。下位に賢臣が居て、適切な意見を述べてくれる。その意見を採用し、賢臣に仕事を任せれば、時運は一変して開けて行く。できない場合は、昼間なのに真っ暗な状態となり衰運に向かって行く。
○六五は暗愚だが、賢臣を抜擢任用すれば、喜びと誉れに包まれる吉運を招き寄せる。
○明智を有する人の力を借りれば、名誉を得られるだけでなく、吉運を招き寄せる。
○他力に頼って改革を実行すれば、吉運を招き寄せる。
○何事も寛大で、制度も緩やかであるべき時。 ○贅沢は止めて、質素であるべき時。
○優秀な番頭(右腕、補佐役、支配人)を得られる時。

⑥ 雷火豊上爻 ・・||・| 之卦離為火 |・||・|
 豊かさが極限に至り再び暗黒状態に陥ってしまう。日没が訪れて本当の夜が来た。
 盛運が窮まって衰運に転じた。あなたが正しい道を守って妄動しなければ、助けてくれる人が現れるかもしれない。盛運が窮まる前に衰運に対処しておくべきである。
〇上位に居る名声を得た人物だが、衰運に向かっている。だからといって潜み隠れるのはよくない。正しい道を守って妄動しなければ、意外と助けてくれる人が現れる。
○外に出て苦労したことがない。自分が劣っていることを知らない。
○大衆の財産を取り上げておきながら、天下国家を暗黒の社会に陥れ、大衆を苦しめた上に不善を積み上げて、自らも破滅する。 ○豪華な家屋を建てて庇(ひさし)で真っ暗闇になる時。
○盛大に過ぎて、衰退に向かう時。太陽が燦々と輝き過ぎれば日が陰り、満月になれば月が欠ける。明から暗に移行する時。必ず敗れ去る運命にある。心して盛大な時を維持するよう努力すべきである。 ○暗愚なのに、強引な人物である。
○人情味に欠け、偽りが多いので、始終不安定な時である。