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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

一昔から易経を読む人は、或いは易経は聖人が真理を解いた書だと主張し、或いは聖人が占筮を解いた書だと主張して、お互いに譲らない。わたしは易経は天の意志を形〔象〕で示して修身道徳を教え、また、占筮して天の意志を吉凶悔吝の答えで現すという二面性を具えた書であると考えている。それゆえ、易経の解説書は真理と占筮のどちらかに偏った切り口で語られるので初学者は難解だと感じる。また、真理の書か占筮の書かに特化して解釈し、自説を正当化しようと躍起になっている。

一易経は諸刃の剣である。読む人が善からぬ心で読めば自らを害する。易経は感動して通達する学問である。また、心で味わって読まなければ何の効用もない。それゆえ、易経を読もうとする人は論語や大学など四書五経を読み込んでから読むことが求められる。四書五経も読んだことがない小人に易経が理解できるものではない。

白倉信司. 明治十九年出版 高島易斷 卷第一 現代語訳 (pp.18-19). Kindle 版.

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