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これ以上わかりやすくできない易経入門の解説(一部掲載)37

2026年1月8日

三十七.風火家人 ☴ ☲ 六十四卦中最も人間関係良い時

□家(か)人(じん)は、女(じよ)の貞(ただ)しきに利(よろ)し。
 家人は治(ち)国(こく)平(へい)天(てん)下(か)(国が治まり平和な社会になる)の根本にある家庭を治める道を説(と)く。
◎象に曰く、風(かぜ)、火より出(い)づるは家人なり。君子以(もつ)て言(げん)物(もの)有(あ)り、而(しか)して行(おこない)恆(つね)有(あ)り。
 ☆家を治める前に己を修め(言葉は誠を貫き行いは常を守り)周りに善き影響を及ぼす。
○初九。有(ゆう)家(か)を閑(ふせ)ぐ。悔(くい)亡(ほろ)ぶ。
 ☆家族(組織の構成員)が協力し、規律を定めてキチンと守れば、隆盛に向かって行く。
○六二。遂(と)ぐる攸(ところ)无(な)し。中(ちゆう)饋(き)に在(あ)り。貞(てい)にして吉(きつ)。
 ☆家長に従いやるべきことを着実にやり、一生懸命取り組めば、少しずつ運が開けていく。
○九三。家(か)人(じん)嗃(かく)嗃(かく)たり。悔(くい)厲(あやう)けれども吉(きつ)。婦(ふ)子(し)嘻(き)嘻(き)たり。終(つい)に吝(りん)。
 ☆厳格に過ぎるので家族は大変だが家の中はよく治まる。家族を甘やかしてはならない。


易経は本当に面白い。しかし、「易経は難しい」という印象で読まない人が多い。

そこで、毎日持ち歩いていつでも読める易経入門書を書くことにした。易経の原型は今から四~五千年前に古代支那の伏羲(ふつき)が考案したと伝わる「八卦(はつか)」と「六(ろく)十(じゆう)四(し)卦(か)」である。陰陽の概念を根幹に生み出された八卦が重なって出来た六十四卦の物語(宇宙空間におけるありとあらゆる現象を説明する時の物語)が易経の本質であり魅力である。

本書は「これ以上簡単にできない易経入門」の現代語訳を大幅に見直し、誰もが易経(易占い)を好きになるように工夫して書いた。一人でも多くの人に読んでほしい。

日本の教え研究家 白倉信司