目次
十月六日 月曜日 六十三.水火既済☵☲六四
五時に起床と寝坊した。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「高市総裁は理不尽な公明党の要求にどのように対応するか」を占筮したところ水火既済☵☲六四が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○既(き)濟(せい)は亨ること小なり。貞しきに利し。初めは吉、終りは亂(みだ)る。
既濟は完璧な(完成した)形をしているが、既に完成しているので伸びしろがない。それゆえ、大きな事は成就しないが、小さな事なら成し遂げられる。正しい道(道德)を固く守ることが肝要である。完璧な(完成した)形をしているので、最初は順調に事が運ぶが、やがては(上卦に入ると)、完璧な(完成した)形が崩れ始める(乱れていく)。これは、栄枯盛衰の理(ことわり)である。
マロンだニャン。水火既済☵☲は「完成した」時。卦辞・彖辞には「最初は順調に事が運ぶが、やがては(上卦に入ると)、完璧な(完成した)形が崩れ始める(乱れていく)。これは、栄枯盛衰の理(ことわり)である」とある。よって、高市総裁は理不尽な公明党の要求に毅然と対応した上で連立は維持するが、その後徐々に関係がギクシャクして最後は公明党との連立を解消することになるだろうニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、水、火の上に在るは既濟なり。君子以て患(うれい)を思うて豫(あらかじ)め之を防ぐ。
水(坎☵)が火(離☲)の上に在りよく交わる。君子(立派な人)は、完璧な形(完成)を基盤とした天下泰平の時に将来の事を憂(うれ)えて(心配して)、予想される事態に備え予(あらかじ)め対策を講じる。
☆始めは運気盛んだが後に衰える時である。まだ運気が盛んなうちに、やがて運気が衰えた時にどうすべきかを計画しておくべきである。(後略)既に事業は成し遂げた。これから先のことが心配になる。これ以上の成功は求めずに現状を維持すべきである。
みかんだニャン。大象伝には「将来の事を憂(うれ)えて(心配して)、予想される事態に備え予(あらかじ)め対策を講じる」とある。高市総裁は基本路線が大きく異なる公明党との関係を中長期的に考えて現在は連立を続けるが、将来は連立解消する方向で政治の舵取りをするだろうニャン。高島嘉右衛門の占断にも「運気が盛んなうちに、やがて運気が衰えた時にどうすべきかを計画しておくべきである」とあるのもそれを裏付けているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第四段階の「小さな物語」油断しないで終日警戒せよ
○六四。繻(ぬ)るるに衣(い)袽(じよ)有り。終(しゆう)日(じつ)戒(いまし)む。
貴方は柔順な大臣(側近)である。時に適合する能力を具えている九五(トップ)を輔佐して、伸びしろはないが泰平な世の中を維持する任務がある。だが、天下泰平な既濟の時も半ばを過ぎて、綻びが生じつつある。水が漏れはじめた舟(二三四爻の坎水☵と上卦坎水☵、そして三四五爻の離☲の木の舟で水が漏れはじめた舟)に古い衣服を穴埋めしても一時的な処置である。萬全とは言えない。油断しないで終日警戒する必要がある。
☆日頃、心から本業を務め思慮深く非常事態に備えている。それゆえ、事変に対処するに中り神仏のご加護を賜り災難を回避できる。しかしながら進み行くのはよろしくない。
水火既済☵☲六四は「終日警戒」する時。爻辞には「油断しないで終日警戒する必要がある」とあり、高島嘉右衛門の占断には「非常事態に備えている」とあるので、公明党との連立関係を常にチャックして場合によっては連立解消することもあり得る。
