・七月四日 金曜日 二十七.山雷頤☶☳六四
三時に起床。参議院選挙二日目である。マロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日から「参政党の選挙に関する序盤における教訓」を占筮する。その結果、山雷頤☶☳六四が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○頤(い)は、貞(てい)にして吉。頤(い)を覿(み)、自ら口(こう)實(じつ)を求む。
頤は上下二陽(実)が中に四陰(虚)を含んでいる。上卦艮は止まり下卦震は動く頤(あご)の形をしている。頤は口から栄養を取り身体を養うので、自分の身心(栄養と人德)や民衆(仁德)を養う意味になる。自分の身心や民衆を養うには、正しい道(自分の身には栄養を、自分の心には人德を、民衆に対しては仁德を養うこと)を固く守るがよい。今、自分は何を養うべきかをよく観察して、先ずは自らを養うために努力する。
マロンだニャン。今日から参議院選挙において参政党に関する教訓を占筮するニャン。卦辞・彖辞には「正しい道(自分の身には栄養を、自分の心には人德を、民衆に対しては仁德を養うこと)を固く守るがよい」とあるので、参政党の候補者と党員は選挙期間中、体力を維持するために栄養をたっぷり取り、自分自身を戒め人徳を身に付け、有権者に対する思いやりの心を忘れないようにすることが大切だニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、山の下に雷(かみなり)有るは頤なり。君子以て言語を愼(つつし)み、飲食を節す。
どっしりと止まる山の下で雷が轟き動くのが頤の形である。立派な人は、口から出る「言葉」は慎(つつし)み、口から入る「食べ物」は節制して、自分の心に人德(民衆に対して仁德)を養う。
☆頤の中に物が入っていない。空腹は正しい道を履み行うことで吉運が開ける。外から物を手に入れるよりも自分を養ってくれる所を選ぶべきである。養う時。起業する時。自分を養うのも正しいか正しくないかによって幸不幸が決まる。事の始めにどうあるべきかをよく考えるべきである。
みかんだニャン。大象伝に「立派な人は、口から出る『言葉』は慎(つつし)み」とあるから、候補者や党員は失言しないように気を付けるべきだニャン。高島嘉右衛門の占断には「空腹は正しい道を履み行うことで吉運が開ける」とあるから、見通しがつかない選挙結果についてあれこれ考えずに正しいことをコツコツ積み上げることが大切だニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第四段階の「小さな物語」陽剛初九の補佐を得る
○六四。顚(さかしま)に頤(やしな)わる。吉。虎(こ)視(し)眈(たん)眈(たん)たり。其(そ)の欲(よく)逐(ちく)逐(ちく)たり。咎(とが)无(な)し。
貴方は陰柔で大臣(六五の側近)の地位に在(あ)る。本来、上の者が下の者に養われるのは逆さまであるが、大臣(六五の側近)の任務を全うすべく初九の補佐を得れば、大臣(六五の側近)としての役割を果たすことができる。大臣(六五の側近)として虎のような威厳を保ちつつ、猛(たけ)からぬ態度で初九に接し、徐々に間(かん)断(だん)なく自らを養うべく、初九の補佐を得て大臣(六五の側近)としての職責を全うすれば、誰からも咎められることはない。
☆柔順な性質で位正しく応ずる初九も位が正しい。初九の助けによって六四は天下に恩沢を施す。下の者に助けられるのは逆さまだが吉運である。
爻辞に「本来、上の者が下の者に養われるのは逆さまであるが、大臣(六五の側近)の任務を全うすべく初九の補佐を得れば、大臣(六五の側近)としての役割を果たすことができる」とある。上の者とは六四の候補者、下の者とは初九の参政党員のことであろう。参政党の候補者は参政党員の献身的な働きに感謝することが求められる。
高島嘉右衛門の占断にも「初九の助けによって六四は天下に恩沢を施す」とある。参政党の候補者は参政党員の献身的な働きによって、有権者から支持されるのである。
