・四月十八日金曜日 十六．雷地豫☳☷六三
四時に起床。昨日もネコちゃん占い師の占筮のお陰で恙ない一日だった。さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま（わたし）の運勢を占筮したところ雷地豫☳☷六三が出た。
猫ちゃん占い師はご主人さま（わたし）の一日を次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○豫(よ)は、侯(きみ)を建(た)て師(いくさ)を行(や)るに利(よろ)し。
豫は悦び楽しむ時である。一陽九四に五陰が順い動く。地中に潜蔵していた陽気が雷動（春雷）で地上に出て、草木は芽を出し、花が咲き、天地萬物悦楽する。
喜び楽しむ豫の時は、側近に任せて組織を運営するが宜しい。側近は部下や民衆を悦楽させ、組織に対する反逆を制圧する。
以上のことから、豫とは寛裕で事前に準備するから悦び楽しむことであるが、悦び楽しむことが行き過ぎると、遊び、乱れるという意味になる。
豫の「おおきな物語」には、豫の悦び楽しむ面から文章が書いてあるが、「小さな物語」には、豫の遊び楽しむ、すなわち乱れる面から文章が書いてある。
マロンだニャン。
ご主人さまの今日の予定は午前中オンライン易経講座、午後から山梨文化学園の易経講座、夜は事務所で日本外史塾と一日中講座と塾だニャン。ご主人さまにとって好きなことができるので悦び楽しむ一日となるが、「悦び楽しむことが行き過ぎると、遊び、乱れる」ので、気を付けるべきだニャン。
みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六三。旰(く)豫(よ)す。悔(く)ゆること遅ければ悔(くい)有り。
貴方は才(さい)德(とく)（才能と人德が）乏しいのにやり過ぎる小(しよう)人(じん)。衆(しゆう)陰(いん)を率いる九四を仰ぎ視(み)て、媚(こ)び諂(へつら)って豫(よ)楽(らく)に耽(たん)溺(でき)する。禍(わざわい)を招き寄せてから後悔しても、取返しがつかない。
みかんだニャン。
「衆(しゆう)陰(いん)を率いる九四」とは易の神さまのことだニャン。ご主人さまは易の神さまを「仰ぎ視(み)て、媚(こ)び諂(へつら)って豫(よ)楽(らく)に耽(たん)溺(でき)する」ことがないよう、易の教えを尊重しつつも、見識をもって自説を展開すべきだニャン。
