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易占徒然日記 110

・九月二十九日日曜日
 五時前に起床。寝坊。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップ、今日一日の運勢を占筮したところ火山旅☲☶三爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○旅は小しく亨る。旅は貞しければ吉。
▼旅は旅する時である。旅を広く捉えれば、長期出張や単身赴任等も一種の旅である。旅は火(上卦離)が山(下卦艮)の上に在る。山(移動することがない宿に例える)は動かず火(常に移動する旅人に例える)は燃え移るので旅に例えて物語はできている。旅人は見知らぬ土地を旅するので何事にも慎重である。すなわち、止まるべき所に止まり(下卦艮)、明智(上卦離)で適切に対処しようとする。それゆえ、小さな事なら成就する。旅人が旅の時の正しい道(止まるべき所に止まること=時空を超えて通用する易経を学ぶこと)を固く守れば、幸運を招き寄せる(易経を広く普及する)ことができる。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九三。旅にして其次を焚く。其童僕の貞を喪ふ。厲し。
▼九三(わたし)は陽爻陽位でやり過ぎる(陽剛不中正)性格な(易経の学びを押し付ける)ので、旅先の人々(易経を知らない人々)から受け容れられずに、嫌われている。ある時、九三が滞在していた宿屋が火事で焼けてしまった。九三は従者にも辛く当たるので、従者からも嫌われている。お世話係の従者からも見放され、誰も九三の世話をする人はいない。このような状況では、旅を続けられるかどうかも危ぶまれる。(やんわりと易経を学ぶことの必要性を伝えるべきである)
 さて今日は午前中毎週恒例の日曜勉強会を開講。八時から九時まで初心者向けオンライン易経講座、九時半から十時半まで中級者向けオンライン易経講座、十一時から十二時まで初心者向けオンライン論語講座を開講。午後は「みんなの易経」を執筆した。