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易占徒然日記 87

・九月六日金曜日
 三時一寸過ぎに起床した。早速YouTubeに易経の動画をFacebookに昨日の日記をアップし、今日一日の運勢を占筮したところ火地晋☲☷上爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○晉は、康侯用て馬を錫ること藩庶なり。晝日に三たび接す。
▼晉は日(離=易経の教え)が地(坤=日本社会の)上に出て、明智・明德(離)で大地(坤)を照らし、大地(坤)はその光と熱を(離)を柔順に受け容れ萬物が生成する時である。明德の天子(六五のトップ=易経の神様)の下、諸侯(六三=易経普及者)が柔順に国を治めるので、天子が馬を諸侯に賜り(或いは諸侯が馬を天子に献上して)、諸侯は一日三回も天子を礼拝または天子に拝謁するほどまでに出世して、(日本社会に易経の教えが広がり)治国平天下を実現する。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○上九。其の角に晉む。維れ用て邑を伐つ。厲けれども吉にして咎无し。貞なれども吝。
▼相談役の上九(=易経普及の目付役)は諸侯の六三(=易経普及者)と応じており六五の天子(トップ=易経の神様)に比している。卦の最上に居るから動物の体の一番上に在る角に喩えられる。晉は(易経の教えが)進み行く時である。その極点に居る上九は進み過ぎて中庸を失した危ない存在である。進み過ぎる力を用いて六五(=易経の神様)の君命に順い諸侯の六三(=易経普及者)と力を合わせて不心得者九四の内乱(邪教の広まり)を討伐すれば、危険はあるが道を違えることはない。側近九四が内乱を起こした(邪教が広まったのは)のは、治国に問題があったからである。討伐したこと自体正しくとも、上九は六五の天子(トップ)の治国に関する相談役なので、恥ずかしい話である。
 さて今日は午前中は「みんなの易経」の執筆。十三時前に山梨文化学園に向かい、十三時半から十五時半まで易経講座。帰宅後「みんなの易経」を執筆して、夜は二十時十五分から二十二時まで「日本外史塾」を開講した。本日第一回目である。