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易占徒然日記 61

・八月十一日日曜日
 四時に起床。早速YouTubeに動画をFacebookに昨日の日記をアップして、今日一日の運勢を占筮したところ火風鼎☲☴四爻が出た。
 卦辞・彖辞を解釈すると次のようになる。
○鼎は元吉、亨る。
▼鼎(食物を煮炊きする器=易経の学び。上爻を鉉、五爻を耳、四三二爻を器、初爻を足とする)に食物を入れ煮炊きすれば食物の性質は刷新して素晴らしい料理になるように、変革(易経を学んだ)後の組織や社会の制度を刷新して(革を引き継ぎ)、より善い組織や社会の制度を構築するのが鼎の時である。文明(上卦離)的な六五の天子(トップ)と巽順(下卦巽)な賢臣九二が相応じて、鼎(易経の教え)で新しい料理を煮炊きする(社会を構築)ように、君臣協力して、組織や社会の制度を刷新し、より善い組織や社会の制度を構築するから大いに宜しきを得て幸運を招き寄せる。何事もすらすら通るのである。
 爻辞を解釈すると次のようになる。
○九四。鼎、足を折る。公の餗を覆す。其形渥たり。凶。
▼九四の大臣(側近=わたし)は不中正で才能なく道徳性も欠けている。応じる初六を任用して事に当たる。初六は積極的に活動して手柄を立てるが、大臣九四の失策により(或いは初六は柔弱な小人なので九四が命ずる大任に耐えられなくてと云う解釈もある)、時間をかけて調理した美味しい料理(新しい社会制度=易経の教え)が入った鼎の足が折れて、天子(トップ)が用いる公の料理をひっくり返す(新しい組織や社会の制度を啓蒙しようとするが宣伝不足で民衆に支持されない=易経の教えが広く普及しない)ような大失態を演じる。九四の大臣は恥じ入り赤面して大汗を流すが、天子(トップ)は激怒して九四を重い刑に処する。九四は取り返しのつかない事態に陥る(反省して一から易経の学びをやり直す)のである。
 さて今日は毎週恒例の日曜勉強会である。八時から九時で初級者向け易経講座、九時半から十時半まで中級者向け易経講座、十一時から十三時まで初級者向け論語講座を開講した。終了後昼食を頂き一休み。その後、講座で気になった論語に関する文献を調べた。