毎日連載! 易経や易占いに関する情報を毎日アップしています。

易占徒然日記 09

・六月二十一日金曜日
 リハビリ五日目、もしかすると入院中のリハビリは今日で最後になるかもしれない。そうなってほしいものだ。
 さて早朝の占筮は水雷屯☵☳初爻である。
 先ず、卦辞・彖辞を解釈する。
○屯は元いに亨りて貞しきに利し。往く攸有るに用ふる勿れ、侯を建つるに利し。
▼退院に至るまでは(骨折が完治するまでは)紆余曲折あるが、しっかりリハビリに励めば必ず成就する(屯は元いに亨りて貞しきに利し)。そうかといって無闇にリハビリしてはならない(往く攸有るに用ふる勿れ)。諸侯のように泰然と構えているがよい(侯を建つるに利し)。
 次に爻辞を解釈する。
○初九、磐桓す。貞に居るに利し。建てられて侯たるに利し。
▼退院を望んでも焦ってはならない(磐桓す)。先生の許可が出るまで泰然と構えて坦々とリハビリに励むがよい(貞に居るに利し)。退院が許可されたならば、家に帰ってしっかりと仕事するがよい(建てられて侯たるに利し)。
 朝食を頂いていると、先生が顔を出して退院してもよいとのことなので明日(土曜日)の十時に迎えに来てほしいと家内に電話した。通常は二週間かかると言われていたが、十日弱(木曜入院・土曜退院)で退院できるのは誠に幸運なことである。有り難うございます。
 入院中最後のリハビリは明日家に帰ってからを想定した訓練である。事務所と居間をつなぐ階段、一階と二階をつなぐ階段を松葉杖で上り下りする訓練である。一寸怖いがコツはつかんだので大丈夫だ。明日は退院だ。猫ちゃん占い師と再会するのが楽しみだ。