ⅡⅩⅢ 第十二章 生類とコスモス
リュードルフによれば、日本の「可愛らしい猫」が鼠を全然捕らえないのは、「婦人たちの愛玩物」であって「大事にされすぎて」いるからなのだ。(P483)
(リュードルフ「グレタ号日本通商記」雄松堂出版・一九八四年)
神奈川宿に住んだヘボンはこうかいている。散歩のさい「わたしは東海道をさけ、またできるかぎり市街の道路をさけております。色々とうるさいことがあるからです。それは犬なのです。犬はたいへん多くいて、飼い主がいないのです。しかしよく肥って、人に慣れています。が外人をみるやいなやほえて逃げて行きます。犬のほえ声はつぎつぎに伝わって、街中にひびき渡るのです。わたしはこの騒音をさけます」。(P486)
(「ヘボン書簡集」)
