生まれながらにして貴き者は無し 習い修(じゆ)して智徳と成る
貴(たつと)き者は未だ必ず富まず 富める者は未だ必ず貴(たつと)からず
富(と)めりと雖(いえど)も心に欲多ければ 是(これ)を名づけて貧(ひん)人(にん)とす
貧しきと雖も心に足るを欲すれば 是を名づけて富(ふ)人(じん)とす
論語に「性、相い近し。習(ならい)、相い遠し」とあるように、生まれた時から立派な人はほとんどいない。學んで時に之を習い、年と共に様々な修業を重ねていくから智恵や徳を身に着けることができるのだ。
立派な人は必ずしも裕福ではない。裕福な人が必ずしも立派な人とは言えない。
いくら裕福でも、私利私欲で生きている人は、心の貧しい人である。
いくら貧しくても、不平不満を感じず、現状に満足している人は、心が大きく豊かな人である。
