目次
十月二十九日 水曜日 十四．火天大有☲☰九三
四時に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「トランプ大統領訪日後の日米関係はどうなっていくか？」を占筮したところ火天大有☲☰九三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○大(たい)有(ゆう)は、元(おおい)に亨(とお)る。
大有は乾（天）の上に離（無我のトップ）が在り、天上に太陽が燦(さん)々(さん)と輝き普(あまね)く天下万民を慈しみの光で照らす時である。
一陰の六五（トップ・指導者・リーダー）が君位に在り、五陽の賢人（臣民）が帰服するので、何事も滞りなく進み、幾久しく安泰の時が続く。
マロンだニャン。火天大有☲☰は「六十四卦中最もよい時」だニャン。卦辞・彖辞には「大有は乾（天）の上に離（無我のトップ）が在り、天上に太陽が燦(さん)々(さん)と輝き普(あまね)く天下万民を慈しみの光で照らす時」とある。上卦離を日米両国のトップ、下卦乾を日米両国の民衆とすれば、日米両国共に安泰の時が続くと解釈できるニャン。だが、高市総理が発する言葉にはグローバリストぶりが目に余るところがあるので、果たしてそんなに順調に推移するか疑問が残るところだニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、火(ひ)、天(てん)上(じよう)に在(あ)るは大有なり。君子以(もつ)て惡を遏(とど)め善を揚(あ)げ、天の休(きゆう)命(めい)に順(したが)う。 太陽が天上に在って燦(さん)々(さん)と輝き普く天下万民を慈しみの光で照らしている。
悪を絶って、善を勧(すす)め、己の天命に順応して、普く天下万民を慈しみの光で照らす。
☆天性に恵まれ気力も充実しており学問に優れている。経験豊富な人と交際しており知識は豊富である。神仏のご加護によって盛運に向かう。驕らないように気を付けるべきである。
みかんだニャン。大象伝には「太陽が天上に在って燦(さん)々(さん)と輝き普く天下万民を慈しみの光で照らしている」とある。ここだけ見ると、日米関係は盤石だニャン。一方、高島嘉右衛門の占断には「盛運に向かう。驕らないように気を付けるべき」とある。良好な日米関係を背景に高い支持率を維持し続ける高市政権に驕りが見られるようになると支持率も低下するようになり、日米関係にも陰りが見えるようになるとも解釈できるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第三段階の「小さな物語」貴方が小人ならば…
○九三。公(こう)用(もつ)て天(てん)子(し)に亨(きよう)せらる。小(しよう)人(じん)は克(あた)わず。
大有はトップの威德が天下（社会や組織）に広がり天下萬民が六五に信服する時である。貴方は剛健正位で優れた指導者である。六五は貴方の指導者としての働きを高く評価して、饗(きよう)宴(えん)の礼を賜(たまわ)る。もし貴方が小人ならば、指導者の位(くらい)に胡座をかいて、富有を独り占めにするので饗(きよう)宴(えん)の礼に与(あずか)ることはできない。
☆大衆の上に立って富や地位を得る。至誠の心を貫くことによって面目を保つ。だが、もし、利益と名誉を得るためにこれを行う時は、それは小人のやることであって、驕り高ぶることになりかねず、後に害悪や災難を招き寄せる。
火天大有☲☰九三は「小人ならば…」乱れかねない時である。爻辞には「小人ならば、指導者の位(くらい)に胡座をかいて、富有を独り占めにするので饗(きよう)宴(えん)の礼に与(あずか)ることはできない」とあり、日米両国のトップが小人ならばよい結果にならないと解釈できる。また、高島嘉右衛門の占断には「後に害悪や災難を招き寄せる」とあるので、高市総理が就任したばかりの今は日米関係は良好に見えるが、段々悪化していき、終には害悪や災難を招き寄せることになりかねない。高市総理の発言にはそのことを感じさせる言葉が少なくないので楽観できない。と言うよりも、とても心配である。
