・七月二日 水曜日 十五.地山謙☷☶九三
二時四十分に起床。いよいよ三日から参議院選挙が始まる。七月はマロンちゃんとみかんちゃんとご主人さまのわたしが「参議院選挙の行方と政局」を占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「野党(立憲・国民・維新・れいわ・参政・その他)の選挙結果」を占筮したところ地山謙☷☶九三が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○謙は亨(とお)る。君子、終(おわり)有り。
謙は富(ふ)有(ゆう)になっても決して驕(おご)り高ぶらず人に謙(へりくだ)る時。下卦艮(山)はどっしりと止(とど)まり、上卦坤(地)は柔順に従う。高い山が低い大地の下に謙(へりくだ)っている象(かたち)である。
山のように聳(そび)え立っている立派な人が大地にひれ伏している人に柔順に謙(へりくだ)っている形。富有になっても驕(おご)り高ぶらず人に謙(へりくだ)る君子(立派な人)は、何事もすらっと通る。
君子だから人に謙(へりくだ)る心を持ち続けて終りを全うすることができるのである。
マロンだニャン。参政党を含む野党全体について見ると「人に謙(へりくだ)る心を持ち続けて終りを全うする」ことが大切だニャン。参政党に限定して見ると「富有になっても驕(おご)り高ぶらず人に謙(へりくだ)る君子(立派な人)は、何事もすらっと通る」が該当しそうだニャン。「富有になっても」を「支持率が上がっても」と読み替えると分かり易いニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、地(ち)中(ちゆう)に山有(あ)るは謙なり。君子以(もつ)て多きを裒(へら)し寡(すくな)きを益(えき)し、物を稱(はか)り施(ほどこ)しを平(たいら)かにす。
大地の下に気(け)高(だか)い山が謙(へりくだ)っている。多くて満ちているものを減らして、少なくて足りないものを増やすように心がける。物事の宜しき(適度)を推(お)し量(はか)って、施(ほどこ)しが偏(かたら)らないように配慮(公平に)するのである。
☆恭(うやうや)しくへりくだって人を尊敬できれば、人から尊敬されるようになり、やがては大勢の人々が自分に服従するようになる。自分の行いを正しくして大衆の模範となる時。丁寧に人に接する時。
みかんだニャン。大象伝の言葉から参政党を含む野党全体について見ると「多くて満ちているものを減らして、少なくて足りないものを増やすように心がける」ことが当て嵌まりそうだニャン。「多くて満ちているもの」は「与党」を、「少なくて足りないもの」は「野党」を指しているニャン。参政党に限定して見ると「大地の下に気(け)高(だか)い山が謙(へりくだ)っている」ことが当て嵌まりそうだニャン。「大地」とは「国民」を、「気高い山」とは参政党を指しているニャン。議員や候補者を始め参政党員全てが、どんなに支持率が上がっていっても驕り高ぶることなく謙虚で在ることが求められるニャン。高島嘉右衛門の占断からは、全体として「大衆の模範となる」ことが求められるニャン。参政党については「大衆の模範となる」と共に「丁寧に人に接する」ことが求められるニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
第三段階の「小さな物語」終わりを全うすれば幸を招く
○九三。勞(ろう)謙(けん)す。君子終(おわり)有り。吉(きつ)。
貴方は剛健正(せい)位(い)の一陽(謙の時の主)として、衆陰(五陰・全ての人)が帰服している。労(ろう)して伐(ほこ)らず(苦労しても胸を張らない)、功(こう)して誇らず(成功しても控え目にしている)。責任を一身に背負っている貴方が君子(立派な人)として終りを全うすれば、幸運を招き寄せる。
☆苦労させていただいたと感謝し、功績を上げたことを誇ることなく善行を積み上げれば、遂には吉運を招き寄せる。
爻辞から野党全体について見ると「労(ろう)して伐(ほこ)らず(苦労しても胸を張らない)、功(こう)して誇らず(成功しても控え目にしている)」ことが求められる。参政党について見ると「責任を一身に背負っている貴方が君子(立派な人)として終りを全うすれば、幸運を招き寄せる」ことが当て嵌まりそうだ。参政党員は君子で在ることが求められている。
高島嘉右衛門の占断から野党全体について見ると、選挙動向に関わりなく「苦労させていただいたと感謝」する謙虚さが求められる。参政党については「功績を上げたことを誇ることなく善行を積み上げれば、遂には吉運を招き寄せる」が当て嵌まりそうだ。「功績」とは「有権者からの支持」であり、「吉運を招き寄せる」とは、「選挙の結果、多数の参議院議員が誕生する」ことである。
昨日(七月一日)の結果と合わせ見ると、今回の参議院選挙により与党は過半数を割り、野党が過半数を上回る。参政党以外の野党は全体としてそこそこ議員数を増やす。参政党は大幅に議員数を増やして、野党の中における影響力が高まるであろう。
