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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

2026年7月9日

六四、括嚢。无咎无譽。
○六(りく)四(し)、嚢(ふくろ)を括(くく)る。咎(とが)も无(な)く譽(ほまれ)も无(な)し。
象曰、括嚢、无咎、愼不害也。
○象に曰く、嚢(ふくろ)を括(くく)る、咎も无(な)しとは、愼(つつし)めば害あらざる也。

六四は陰爻陰位だが、中の徳を具えていない(やり足りないところがある)。それゆえ、その才能を発揮することができない。六四が行うべきことは慎重で緻密であって自らの痕跡は残さずに利害の外に超然と立って世事に関係してはならない。このようであれば天下国家に利益がないかもしれないが、自らが害されることもない。大体において、吉凶悔吝は動くから生ずるものである。今、六四は嚢(ふくろ)を括(くく)って動かない。それゆえ人は六四を害することはできない。六四も人を益することができない。それが、咎もなく誉れもない理由である。

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