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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

乾(為天)☰☰ 現代語訳 卦辞 (上欄のコメント 以下同じ) 元は物事の始め、生ずることである。亨は通じること、暢ることである。利は宜しきこと、和すること、美しきことである。貞は正しきこと、安きこと、固きことである。乾の初めを道の木とする。それゆえ元と言う。初は息して(ゆっくり時間をかけて)二に至り(初九から九二に進み)やがて坤の五爻に至る。乾坤交わる。それゆえ亨る。乾の六爻のうち、二爻と四爻と上爻は陽爻陰位(陰爻の偶数の位置に陽爻が居るの)で不正(正しくないの)である。坤の六爻のうち、初爻と三爻と五爻は陰爻陽位(陽爻の奇数の位置に陰爻が居るの)で不正である。彖伝の「乾道変化して、各々性命を正しくし、大和を保合するは乃ち利貞なり/乾(天)の道は陰陽消長変化(乾から坤へ、坤から屯へ、屯から蒙へ…)して、六十四種類の時(六十四卦)はその役割を全うし、天地宇宙が生成発展する。常に正しくして宜しきに適っている」と言い、水火既済の彖伝に「貞しきに利しとは、剛柔正しくして位當れば也」と言うのである。

白倉信司. 明治十九年出版 高島易斷 卷第一 現代語訳 (p.25). Kindle 版.

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