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ネコちゃん占い師の占筮日記89

・三月三十日日曜日 十.天澤履☰☱六三
 四時に起床。昨日はまろんちゃんの言うとおりに「参政党山梨勉強会に向けて念入りに準備した」。またみかんちゃんが言うとおりに「淡々とやるべきことをやった」。さて今日もわが家の猫ちゃん占い師マロンちゃんが卦を担当し、みかんちゃんが爻を担当してご主人さま(わたし)の運勢を占筮したところ何と天澤履☰☱六三が出た。やば!
 猫ちゃん占い師はご主人さま(わたし)の一日を次のように占断した。
 マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように占断した。
○虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)わず。亨(とお)る。
 履(り)は上卦乾(剛健)に下卦兌(和悦)が履(ふ)み随(したが)う(五爻のカリスマトップに四爻以下の部下が必死で付いて行く)時である。小(兌柔)が大(乾剛)に履み随うのだから大変な困難を伴う。時には虎の尾を履(ふ)むような危険をも伴う。
 和(わ)悦(えつ)の心で剛健に履(ふ)み随(したが)えば虎に噛(か)まれることはない。何事も順調に進む。
 マロンだニャン。
 今日のご主人さまの予定は午前中三つのオンライン講座、夜は参政党山梨勉強会だ。天澤履は「和(わ)悦(えつ)の心で剛健に履(ふ)み随(したが)えば虎に噛(か)まれることはない。何事も順調に進む」時なので何事も「和悦の心で」履み随うことが大切だニャン。
 みかんちゃんが爻辞を解釈して次のように占断した。
○六三。眇(すがめ)にして能(よ)く視(み)るとし、跛(あしなえ)にして能(よ)く履(ふ)むとす。虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)う。凶。武(ぶ)人(じん)大(たい)君(くん)と爲(な)る。
 貴方は剛毅だがやり過ぎる性格。才德(才能と人德)が不足しており大事を成す器ではない。優秀な部下に支えられて現場の長の職責を果たしている。貴方はそのことを全く自覚しておらず、己を過信している。目が不自由なのに物事がよく視え、足が不自由なのに遠くまで歩いていけると思っている。己を過信して大事業を企て妄進して虎の尾を履む。虎の逆鱗に触れ、虎に食われて失脚する。自ら禍(わざわい)を招いて自滅した。放(ほう)恣(し)な武人が横(おう)行(こう)闊(かつ)歩(ぽ)して、無謀にも九五の大(たい)君(くん)(トップ)に喧嘩を売ったのである。
 みかんだニャン。
 う~ん「虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)う。凶」とあるので、今日は相当やばい状況になりかねないニャン。よくよく奢りや怠りに気を付けて、和悦の心を貫くしかないニャン。決して力業で対応してはならないと強く戒めることが大切だニャン。