Ⅷ 第四章(親和と礼節)の考察
抜粋した第三章の文章の「強くわたしの心に残った箇所」を太文字にした。その中から「肯定的な評価○」と「否定的な評価×」に分けて並べてみた。
肯定的な評価○
○「すべての店の表は開けっ放しになっていて、なかが見え、うしろにはかならず小さな庭があり、それに、家人たちは座ったまま働いたり、遊んだり、手でどんな仕事をしているかということ…朝食・晝寝・そのあとの行水・女の家事・はだかの子供たちの遊戯・男の商取り引きや手細工…などがなんでも見える」
○「日本人の家庭生活はほとんどいつでも戸を開け広げたままで展開される」
○「下層の人々が日本ほど満足そうにしている国はほかにはない」
○「日本人の暮らしでは、貧困が暗く悲惨な形であらわになることはあまりない。人々は親切で、進んで人を助けるから、飢えに苦しむのはどんな階層にも属さず、名も知れず、世間の同情にも値しないような人間だけである」
