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明治十九年出版 高島易断 現代語訳(一部掲載)

占者が天から授かった純粋な精神(心魂)と、この世界を動かしている根源的エネルギー(天地精気)が、お互いに深く結びつき一つになる。いわゆる神仏と人が通じ合い、感応する状態である。声を発すれば直ぐに響き(エコー)が返ってくるように、極めて自然で確実な反応として現れるものである。そもそも、四爻は人の位であり、霊妙な名を持つ遊魂である。これを鬼と呼ぶ。五爻に至れば、天の位である。これを神と呼ぶ。わたしが感通するのは、まだ四爻の鬼という、霊的な存在や兆しに感応する程度の段階である。これは、いわゆる神通力(超常的な能力)の中でも、最も初歩的で低いレベルのものに過ぎない。そもそも磁石が銭(金属)を吸い寄せ、水晶の玉が水を引き寄せるように、物事の間には目に見えない引き合う力が存在する。このように、互いに感じ合い影響を及ぼし合うのは、価値のある玉でも、ただの石でも、同じである。自然界の物質ですらそうなのだから、人の心や精神において同様の理(感通)が働くのは当然である。

白倉信司. 明治十九年出版 高島易斷 卷第一 現代語訳 (p.16). Kindle 版.

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