目次
十月十八日 土曜日 五十九.風水渙☴☵初六
五時に起床と寝坊した。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「維新と自民が連立交渉を進める中で国民民主党はどのように対応するか」を占筮したところ風水渙☴☵初六が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○渙(かん)は亨(とお)る。王、有(ゆう)廟(びよう)に假(いた)る。大(たい)川(せん)を渉(わた)るに利(よろ)し。貞(ただ)しきに利し。
渙(かん)は組織や社会が離れ散る時。風(上卦巽)が吹き荒れて、水(下卦坎)が水面を離れ散る形をしている。一度は離れ散ってしまった組織や社会の体制を再び一つにまとめれば、終には物事がうまく進んで行くようになる。何らかの困難に見舞われて何かが離れ散ってしまった時には、王様(組織や社会のトップ)がお霊(たま)屋(や)にお参りして御先祖様(神仏)をお祭りすれば、御先祖様(神仏)も陰で応援してくれる。御先祖様(神仏)を大事にする王様(組織や社会のトップ)の姿を見て、臣民(部下や国民)は王様(組織や社会のトップ)を尊崇するようになり、組織や社会を構成する人々の心は一つにまとまる。組織や社会が一つにまとまれば大きな河を渡るような困難もみんなで乗り越えることができる。常に正しい道(組織を一つにまとめること)を固く守ることが肝要である。
マロンだニャン。風水渙☴☵は「組織や社会が離れ散る時」。自民党と国民民主党が離れ散る時だニャン。卦辞・彖辞には「一度は離れ散ってしまった組織や社会の体制を再び一つにまとめれば、終には物事がうまく進んで行くようになる」とあるから、今は国民民主党は一度自民党と離れたが、これからは修復に向かって動くに違いないニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、風、水の上を行くは、渙なり。先王以て帝(てい)に享(きよう)し、廟(びよう)を立つ。
風(巽)が水(坎)面を吹き荒れて水滴を散らす。神仏をお祭りするために神棚や仏壇を大切にして御先祖様を敬い、離散してしまった人々の心を一つにまとめる。
☆危険な状況に立ち向かって行き、神仏のご加護を賜る。
みかんだニャン。大象伝に「離散してしまった人々の心を一つにまとめる」とあるから、マロンちゃんの占断と同じく、国民民主党は一度自民党と離れたが、これからは修復に向かって動くに違いない。高島嘉右衛門の占断には「神仏のご加護を賜る」とあるから、玉木代表は今回の事態にしまったと感じており、神に祈るような心境で自民党との関係を再構築していこうとするに違いないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第一段階の「小さな物語」九二と協力して困難に立ち向かう
○初六。用(もつ)て拯(すく)うに馬(うま)壯(さか)んなり。吉。
組織や社会の体制が離散する渙の時の始めに居て、離散の試練に苦しんで(下卦坎)いる。貴方は柔弱で位卑しく力不足だから、自分の力では離散の困難を救うことはできない。そこで、馬のように精力盛んな九二の力を借りる。九二は剛健にして時に適合する能力を具えており、貴方の直属の上司である。貴方と九二が協力して離散の困難に立ち向かえば、終には(九五の段階で九五のトップが発する大号令に従って)離散の困難を克服することができる。
☆困難に遭遇する。速やかに力のある人に救助を依頼すべし。
風水渙☴☵初六は「九二と協力して困難に立ち向かう」時。九二は榛葉幹事長だ。進路を誤った玉木代表は榛葉幹事長の力を借りて自民党との関係修復を図るだろう。爻辞に「貴方と九二が協力して離散の困難に立ち向かえば、終には離散の困難を克服することができる」とあるから、しばらくは自民党とギクシャクした関係が続くが、やがては関係を修復して協力するようになるだろう。高島嘉右衛門の占断には「力のある人に救助を依頼すべし」とある。力不足の玉木代表は、榛葉幹事長に頼るしかない。
