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天命に生きる日本の教え 渡辺京二著「逝きし世の面影」に学ぶ

ⅡⅩⅠ 第十一章 風景とコスモス

ポンペは一八五七(安政四)年初めて長崎湾の風景を見たときのことを「乗組員一同は眼前に展開する景観に、こんなにも美しい自然があるものかと見とれてうっとりしたほどであった」と記している。(P428)
(ポンペ「日本滞在見聞記」雄松堂出版・一九六八年)

リンダウは「私はヨーロッパ人で、長崎の町の素晴らしい位置とその全景の魅力的な美しさに心打たれることなく長崎に上陸した者を知らない」と言っている。(P428)
(リンダウ「スイス領事の見た幕末日本」新人物往来社・一九八六年)

チェンバレンにとって、日本の魅力は「下層階級の市井の生活」を初めとして数々あったけれど、中でも「心を奪われる」のは自然の美しい景観だった。(P429)

初めはプロシャ領事のちにはドイツ公使として在日したブラントは、日本に対するなかなか辛口の批評家だったが、その彼にとっても日本の自然だけは「普段の喜び」であり「無上の慰め」だった。(P430)
(ブラント「ドイツ公使の見た明治維新」新人物往来社・一九八七年)

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