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九月二十二日 月曜日 三十二.雷風恒☳☴上六
三時一寸過ぎに起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「自民党総裁選が行われてようとしている中で、国民は小泉進次郎氏をどのように評価しているか」を占筮したところ雷風恒☳☴上六が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○恆(こう)は亨(とお)る。咎(とが)无(な)し。貞(ただ)しきに利(よろ)し。往(ゆ)く攸(ところ)有るに利(よろ)し。
恆(こう)は幾(いく)久しく仲睦まじい夫婦・君臣(上司と部下)の道のように、古今に亘(わた)り易(か)わらざる天地の定めである。それゆえ、何事も常に久しくすらっと通る。誰からも咎められない。幾(いく)久しく仲睦まじい夫婦・君臣・上司と部下の原理原則を正しく固く守るがよい。進み往(ゆ)くにはその時々に中って仲睦まじい夫婦の変通の道で対処するがよい。
マロンだニャン。雷風恒☳☴は「仲睦まじい夫婦・君臣(上司と部下)の道」だニャン。夫が進次郎氏妻が国民だとすれば、進次郎氏の人気は高いことになるニャン。卦辞・彖辞には「仲睦まじい夫婦の変通の道で対処するがよい」とあるニャン。問題は進次郎氏が「変通の道で対処」すなわち、記者会見や討論会においてちゃんと受け答えできるかだニャン。受け答えできなければ評価も低くなるニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、雷風は恆(こう)なり。君子以(もつ)て立ちて、方(ほう)を易(か)えず。
雷風(陽雷陰巽)相(あい)待(ま)って常なき常(常久)の道が成就する。立派な人は、確(かつ)乎(こ)不(ふ)抜(ばつ)の志を打ち立ててしっかりと独立し、其(そ)の志を実現すべく、あらゆる変化に処するに環境に適合変化して通ずること窮まりなく、常なき常(常久)の道を失わない。
☆各々その本業をよく務め、よく修めて、怠らないこと「自強して息(やす)まない」ようであれば家は栄えて盛運となり幸福を得る。だが、勤めを怠り、徳に背けば、物事は必ず滞って過ちを犯す。
みかんだニャン。大象伝には「立派な人は、確(かつ)乎(こ)不(ふ)抜(ばつ)の志を打ち立ててしっかりと独立し」とあるニャン。進次郎氏の主張が昨年の総裁選と比べて一貫しており、その政策に確(かつ)乎(こ)不(ふ)抜(ばつ)の志が感じられれば、評価は高くなる。だがその逆ならば、評価は低くなるに違いないニャン。高島嘉右衛門の占断には「勤めを怠り、徳に背けば、物事は必ず滞って過ちを犯す」とあるニャン。すべて進次郎氏の対応次第だニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第六段階の「小さな物語」恆(つね)の道に窮(きゆう)してふらふらと妄動する
○上六。恆(つね)を振(ふる)う。凶。
貴方は陰重で上卦震の極点(一番上)に居るので、恆(つね)の道(幾(いく)久しく仲睦まじい夫婦・君臣・上司と部下の道)に窮(きゆう)してふらふらと妄動する。親しんでいる九三は利益を求めて右往左往する。このような有様では、事を損ない禍(わざわい)を招き寄せる。
☆常に忙しくて走り回っているが何の成果も上がらない。骨折り損の草臥(くたび)れ儲けの時。何のために仕事をしているのかその理由を知らない。いくら仕事をしても何の成果も得られない。
雷風恒☳☴上六は「ふらふらと妄動する」時である。爻辞には「このような有様では、事を損ない禍(わざわい)を招き寄せる」とある。どうやら進次郎氏は記者会見や討論会においてちゃんと受け答えができずに評価が段々下がっていきそうだ。高島嘉右衛門の占断に「常に忙しくて走り回っているが何の成果も上がらない。骨折り損の草臥(くたび)れ儲けの時」とあるのが、それを裏付けている。
