・九月十六日 火曜日 十.天澤履☰☱九二
四時に起床。今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「宮城県知事選において村井知事の対抗馬として参政党が自民党の和田政宗氏を支持する形で選挙に臨むことになるか否か」を占筮したところ天澤履☰☱九二が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○虎の尾を履(ふ)む。人を咥(くら)わず。亨(とお)る。
履(り)は上卦乾(剛健)に下卦兌(和悦)が履(ふ)み随(したが)う(五爻のカリスマトップに四爻以下の部下が必死で付いて行く)時である。小(兌柔)が大(乾剛)に履み随うのだから大変な困難を伴う。時には虎の尾を履(ふ)むような危険をも伴う。
和(わ)悦(えつ)の心で剛健に履(ふ)み随(したが)えば虎に噛(か)まれることはない。何事も順調に進む。
マロンだニャン。天澤履☰☱は「虎の尾を履(ふ)むような危険をも伴う」時だニャン。卦辞・彖辞には「和(わ)悦(えつ)の心で剛健に履(ふ)み随(したが)えば虎に噛(か)まれることはない。何事も順調に進む」とあるニャン。「和(わ)悦(えつ)の心」とは和田政宗氏と参政党の関係のことだニャン。「剛健に履(ふ)み随(したが)う」とは正義を貫く(剛健に履(ふ)み随(したが)う)ということだニャン。「虎に噛(か)まれる」とは参政党が自民党の和田政宗氏を支持する形で選挙に臨んだ結果、宮城県民の支持を得られず村井知事が選挙に勝つということだニャン。以上のことから、和田政宗氏と参政党の関係が今後どうなるかに注目すべきだニャン。参政党が和田政宗氏と共闘することが宮城県民の支持を得られるかがポイントだニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、上天下澤は履なり。君子以て上下を辯(わか)ち、民の志を定む。
上に在(あ)るべき天が上に、下に在(あ)るべき澤が下に在るという履の形を見習って、組織の上下関係を正しく保ち、世のため人のために生きる方向性を決めて、民を教え導く。
☆艱難を冒して危険に対処する。人を尊敬し礼儀を重んじ調和と柔順を大切にし節度を守り、戦々恐々と物事に応ずれば、万事に忍耐することができ、遂には希望を叶えられる。油断をすると、自分から災難を招く。慎むべきである。女の裸体の象(かたち)である。
みかんだニャン。大象伝には「世のため人のために生きる方向性を決めて、民を教え導く」とあるニャン。高島嘉右衛門の占断には「人を尊敬し礼儀を重んじ調和と柔順を大切にし節度を守り、戦々恐々と物事に応ず」るとあるニャン。マロンちゃんの占断を踏まえて思案すると、和田政宗氏と参政党が共闘することに関して宮城県民の支持を得られるかどうかがポイントとなることは間違いないニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第二段階の「小さな物語」世に超然として坦々と道を履み行う
○九二。道を履(ふ)むこと坦(たん)坦(たん)たり。幽(ゆう)人(じん)は貞にして吉。
貴方は中(ちゆう)庸(よう)を得て(時に適合して)おり才德(才能と人徳)を具えている。それゆえ、世に超然として坦(たん)坦(たん)と道を履(ふ)み行うことができる。毀(き)誉(よ)褒(ほう)貶(へん)に心奪われず、従(しよう)容(よう)として世捨て人のように振る舞い、私利私欲に囚われなければ、幸運を招き寄せる。
☆私利私欲に惑わされず、固く正しい道に履み従うべきである。危険な目に遭遇するが傷付くことはない。遂には吉運を得る。一人毅然として正しい道を守る時。
天澤履☰☱九二は「世に超然として坦々と道を履み行う」時だから、和田政宗氏と参政党は周りの意見や批判を超然と受け止めて信頼関係を築き上げるか上げられないかを冷静に判断すべきである。爻辭には「毀(き)誉(よ)褒(ほう)貶(へん)に心奪われず、従(しよう)容(よう)として世捨て人のように振る舞い、私利私欲に囚われなければ、幸運を招き寄せる」とあるので、和田政宗氏と参政党が党利党略ではなく宮城県民のために共闘するならば知事選に勝利する可能性がある。また、高島嘉右衛門の占断には「遂には吉運を得る」とあるので、和田政宗氏と参政党の共闘を宮城県民が支持すれば知事選に勝利する可能性があることを裏付けている。占題の「宮城県知事選において村井知事の対抗馬として参政党が自民党の和田政宗氏を支持する形で選挙に臨むことになるか否か」については、和田政宗氏と参政党の話し合い次第であるという至極当たり前な答えになる。
