六四.困蒙。吝。
○六四。蒙に困(くる)しむ。吝(りん)なり。
象曰、困蒙之吝、獨遠實也。
○象に曰く、蒙に困(くる)しむの吝(りん)なるは、獨(ひと)り實(じつ)に遠ければ也。
陽爻は明るく陰爻は暗い。この爻(六四)は陰爻陰位なので暗い上に中庸の徳を具えておらず、承(上に居て比している六五)、乗(下に居て比している六三)、応じている初六は全て陰爻である。四つの陰爻の中で最も陽爻と遠く離れている。どうやったら蒙昧さを啓くことができるのか。恥ずかしい限りの存在である。厳しい先生の上九にも、優しい先生の九二にも教わることができないので、遂に蒙昧さを啓くことができない。
