目次
十月二十六日 日曜日 五十．火風鼎☲☴六五
三時半に起床。
今日もマロンちゃんとみかんちゃんとわたしが政治について占筮する。
マロンちゃんが卦辞・彖辞の解釈、みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断の解釈、わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断の解釈を担当する。
本日は「宮城県知事選において参政党が応援する和田候補は村井候補に勝てるか」を占筮したところ火風鼎☲☴六五が出た。
ネコちゃん占い師とわたしは次のように占断した。
マロンちゃんが卦辞・彖辞を解釈して次のように断じた。
○鼎(てい)は元(げん)吉(きつ)、亨(とおる)る。
鼎(かなえ)（食物を煮炊きする器。上爻を鉉(つる)、五爻を耳、四三二爻を器、初爻を足とする）に食物を入れて煮炊きすれば、食物の性質は刷新して素晴らしい料理になるように、変革後の組織や社会の制度を刷新して（革を引き継ぎ）、より善い組織や社会の制度を構築するのが鼎の時である。
明智・明徳具えた（上卦離☲）六五（トップ）と巽順（下卦巽☴）な賢い部下九二が力を合わせて、鼎で新しい料理を調理するように、君臣（上司と部下が）協力して、組織や社会の制度を刷新し、より善い組織や社会の制度を構築する。
マロンだニャン。火風鼎☲☴は「変革後の組織や社会の制度を刷新」する時だから、和田候補が勝つ可能性は高いニャン。卦辞・彖辞には「より善い組織や社会の制度を構築する」とあるので、村井候補が有利を言われる中和田候補が勝つ可能性が高いニャン。
みかんちゃんが大象伝と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
○象に曰く、木の上に火有るは鼎(てい)なり。君子以て位を正し命(めい)を凝(な)す。
木（巽）の上に火（離）が有る。木を鼎の脚の火中に入れると盛んに燃えて鼎(かなえ)の中の食物を程よく煮炊する。立派な人は端正で安定している鼎の形に見習って、上下の位を正し（新しい組織や社会に適材適所の人事をして）、変革後の組織や社会の制度を刷新し、より善い組織や社会の制度を構築するという天命を成就する。
☆物事や制度が改まり、新しい形ができる時。苦労を経て、その後吉運を招き寄せる時。賢者の言葉に従い、上位の人の命令に従い重用される。その器量と才能・智恵で身を立て位を得て、福運を招き寄せる。
みかんだニャン大象伝には「変革後の組織や社会の制度を刷新し、より善い組織や社会の制度を構築するという天命を成就する」とある。これはやはり和田候補が勝つだろうニャン。高島嘉右衛門の占断に「物事や制度が改まり、新しい形ができる時」とあるのも和田候補が勝つことを示しているニャン。
わたしが爻辞と高島嘉右衛門の占断を解釈して次のように断じた。
※第五段階の「小さな物語」完成した美味しい料理を持ち運んだ
○六五。鼎(かなえ)黄(こう)耳(じ)にして、金(きん)鉉(げん)あり。貞しきに利し。
貴方は鼎の耳。柔順で時に適合する能力を具えたトップである。終に完成した美味しい料理（新しい組織や社会の制度）を鼎の耳に鉉(つる)を差し込み持ち運ぶ（世の中に披露する）ことができる。耳は鼎の要（トップ）である。貴方（トップ）は中庸の德を具えているので黄(こう)耳(じ)と言い、黄耳はよく人の言葉を聞き入れる。すなわち貴方は九二の賢臣の言葉をよく聞き入れる。さらに上九の老師が貴方をしっかりと補佐してくれる。正しい道（トップとして、新しい組織や社会の制度を世の中に定着させること）を固く守れば、幸運を招き寄せる。
☆明智を具えて尊い位（君位）に在る。君臣・君民上下一体となり多くの賢臣が補佐する。正しさを固く守れば益々吉運を招き寄せる。
火風鼎☲☴六五は「完成した美味しい料理を持ち運んだ」時だから、マロンちゃんとみかんちゃんが占断したとおり和田候補が勝つだろう。爻辞に「完成した美味しい料理（新しい組織や社会の制度）を鼎の耳に鉉(つる)を差し込み持ち運ぶ（世の中に披露する）ことができる」とあるのも、和田候補が勝つことを裏付けている。高島嘉右衛門の占断に「明智を具えて尊い位（君位）に在る」とあるのも、同様である。
