わたしは日本が大好きだ。そう思うようになったのは今から十年ちょっと前、ある人から勧められて古事記を読んだからだ。古事記を読む前は日本のことがあまり好きではなかった。
古事記には日本の素晴らしさが宝の山のように書いてある。なのに古事記を読んでいる人は少ない。
その根本的な理由は日本が戦争に敗れたことにある。そのことによって日本の素晴らしさを封じ込めようとする勢力が古事記を封じ込めたのである。
今回出版するのは「ちょっと読み方を工夫した古事記物語」である。
ちょっと工夫したのは古事記をわたしなりに読み解いて、日本の魅力を最大限に引き出すために古事記をベースにした物語を書き上げたことだ。
この古事記を読めば誰もが日本を好きになる。だから、一人でも多くの人に読んで欲しい。
参考にした図書は「阿部國治著・栗山要編 新釈古事記伝 致知出版社」である。